「潔癖症」って病気なの? 特徴や克服法をチェック
「トイレの便座に座れない」など、潔癖症のような症状に悩んでいませんか? 今回は、精神科医のゆうきゆう先生に、潔癖症の特徴や原因、克服法を詳しく教えてもらいます。
「つり革に触れられない」
「人の作ったものが食べられない」
と感じたとき、「自分ってもしかして潔癖症!?」と思ったことはありませんか?
潔癖症とは病気なのでしょうか? また、治るものなのなのでしょうか? 今回は潔癖症の特徴や克服法を詳しくお教えします。
潔癖症とは?
例えば誰かが肩に触れたら「汚れたのではないか?」と感じてしまう。また、つり革に触れると「何かの病気がうつるのではないか」などと怖くなってしまいつかめない。
そんなふうに、根拠もなく周囲のものが汚れている気がして触れられないなどの症状を「潔癖症」といいます。これはもともと周囲からストレスを感じやすい、敏感な心理の持ち主に表れやすい症状です。
「症」とつくからには病気の一種ですが、精神科では「不潔だと思うことで、日常生活に困難が生じるかどうか」で病気かを判断します。つまり、何か触りにくいものなどがあっても、本人が特に問題にしていないようなら「病気」ではないといえるのです。
逆に、潔癖症的な行為が自分でも気になってしまい日常生活が送りづらくなる場合は、それは「病気」であると判断します。