傲慢な人の心理は意外とナイーブ? 特徴とうまく付き合うための対処法
傲慢な人とうまく付き合う対処法&魔法の言葉
「なんだか嫌だな」と苦手意識を感じてしまう傲慢な人との付き合い方は、どうしたらよいのでしょうか。
ここでは、うまく付き合うための対処法と魔法の言葉を示しましたので、参考にしてみてください。
(1)何もしない
傲慢な人と無理して一緒にいると、ストレスをためてしまう原因になります。
職場の上司であれば、プライベートでかかわる必要はありません。割り切って必要最低限のかかわりに留めておきましょう。
その際、無視をするのではなく、基本的な挨拶や業務連絡はしっかりと行っておくことで波風を立てないようにしてくださいね。
魔法の言葉: 「お疲れさまです」
(2)コントロールされない
傲慢な人の言い方や、態度に傷ついてしまう人もいるかと思いますが、傲慢な人の発する言葉の一つ一つを重く受け止めないようにしてみてください。
明らかに自分に非がある場合は素直に謝り、同じミスを繰り返すことのないよう取り組めば、その後、嫌味を言われたとしても「また言ってる……」とスルーしても問題ありません。
相手は過去、自分が攻撃された時のパターンを投影というカタチで表しているに過ぎないのですから、あなた自身が必要以上にダメージを受けないことが大切なのです。
魔法の言葉: 「次は気をつけます」
(3)適度な相槌で相手が心を開くのを待つ
傲慢な人は、承認欲求が強いので、自分のすごさをアピールしている時には、「すごいですね!」など、相槌の「さしすせそ」を適度に伝えてみましょう。
もちろん、どうしても言いたくない時には無理して活用せず、ほかの方法を試してみてくださいね。
魔法の言葉: 「さすが」「知らなかった」「すごい(素敵)」「センスいい」「そうなんですね」
(4)権力争いに巻き込まれない
傲慢な人はプライドが高いので、反論されることを嫌います。
変に対抗してしまうと、もともと攻撃的な相手の射程圏内に入ってしまいますので、相手がマウントを取りたがっているなら、あえて上を譲ってしまいましょう。
自分はそのリングに登らない、張り合わない、教えを乞うスタンスを貫くことが大事です。
魔法の言葉:「お願いしてもいいですか」「教えてください」「助けてほしいのですが」
(5)自分のペースで愛を送る
具体的に相手が抱いているイメージや状況を共有できるように丁寧に話を聞くということも効果的です。
これは受容力や根気がかなり必要となりますが、根気強く相手をわかろうと質問するその姿勢が、相手の敵対心をほぐしていく場合もあります。
相手の世界観(土台)をわかろうとすることでズレが少なくなり、「わかってくれるんだ」という安心感が相手の心を開きます。
自分の知らない未知の世界のルールを知るかのごとく、興味を持って傾聴することで、相手を攻略することができるようになるかもしれません。
魔法の言葉:「こんな感じですか」「もっと聞きたいです」
適度な距離感を持って、うまく付き合っていこう
人は誰でも、自分の尊厳が脅かされそうになるとつい反論してしまいたくなるものです。
でも実は、広い視点で見ると、傲慢な人と傲慢な人に振り回されてしまう人には連鎖性があるのです。
「振り回されているのは自分のせい?」と抱え込まずに、時には「何もしない」「コントロールされない」などを試しつつ、適度な距離感を持ちながらうまく付き合ってみてくださいね。
(熊谷佐知恵)
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※この記事は2020年03月05日に公開されたものです