「気が利く」ってどういう意味? 気が利く人の特徴を解説
「気が利く人が好き」そんな風に気になる男性に言われたら……。「気が利く」とはどういう意味なのか。気が利く人、気が利く女性の特徴とは? マジシャン兼催眠心理療法士の浅田悠介さんに教えてもらいました。
「気が利く子が好きなんだよ」
──っていう男子、けっこう多いですよね。
でも気が利くってどういう意味なんでしょう。どう行動すれば、気が利くことになるんでしょう。あらためて考えてみると謎は深まります。
今回のテーマは「気が利く人」です。
ちょっと学んで、ここいらで「例えば、私みたいな子ってこと?」とドヤ顔できる女性になってやりましょう。
「気が利く人」とは
よく考えると、どういう意味なのか──そもそもの定義を探ってみましょう。ここから気が利く人の秘密に迫るわけです。
「気が利く」の意味
気(き)が利(き)・く の解説
1 細かいところにまで注意が及ぶ。「若いのによく―・く」
2 しゃれている。粋である。「―・いたせりふ」
(『デジタル大辞泉』)
簡単に言ってしまえば「細部に気がつく」という意味です。
類語としては「心配りができる」「心にくい」「配慮ができる」という形になります。いわんとすることは同じですよね。
とくに「細かい部分に」という点がポイントかと思います。その繊細さがまわりの心にじんと響くのですね。
「気が利く」を英語で言うと?
気が利くを英語で言うと、以下のような表現になります。
・to be sensible
・to be smart
英語だと「賢明な」「賢い」といったニュアンスの単語が、日本語の「気が利く」に当てはまるようです。
「気が利く」って例えばどういうこと? エピソード例
「気が利く」って例えばどういう意味なのでしょうか。考えられるエピソードの例をいくつか挙げていきます。
(1)仕事中に差し入れをくれる
例えば、「なんか疲れたな~」「甘いもの欲しいな~」というタイミングで、スッと差し入れをくれる人。
見計らったようなタイミングで差し入れをくれる人は、思わず「気が利くな」と思ってしまいそうです。
(2)お土産を買ってきてくれる
久しぶりに会う友達にちょっとしたお土産を渡す人、いませんか?
そういう人も、細やかな気配りができる、気が利く人だと思われていそうですね。
「気が利く」と「余計なお世話」の違い
気が利く人とは、何か物をくれたり、ちょっとした気遣いをしてくれたりする人のことだと言えそうです。
「じゃあ自分もやってみよう!」と思った時に気になるのが、「これって余計なお世話って思われない?」「お節介じゃないかな」ということ。
気が利くと余計なお世話って、紙一重のようにも感じられますよね。余計なお世話とは、不必要なお節介という意味です。つまり相手が「不要」だと感じてしまったら、こちらの気遣いが余計なお世話になってしまう……ということですよね。
気が利く人とは、きっと相手のことをよく見ている人。だからこそ、本当に相手が必要としているものが分かるのかもしれませんね。

「気が利く」と紙一重になりやすい、「お節介」の意味を見ておきましょう。