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コラム 片思い

相手に合わせるのはダメ? 「オタク趣味」を打ち明けるべきか問題 #このデートどこがダメですか?

ラブホの上野さん

次のデートに誘われなかった、フェードアウトされた……。そんな女性たちの「デートの失敗談」をラブホの上野さんが分析する連載です。このデートのどこがダメだったのかを、紳士的かつ論理的に解説します。

今回の失敗デート

私はいつもデートする男性に合わせて「自分の趣味」の設定を変えています。サッカー好きな男性には「私もサッカー観戦が趣味!」と言ってサッカーの話を、野球好きな男性には野球の話をするようにしていますが、知識が浅いので、深いところまで突っ込まれると言葉に詰まります。

本当の私はアニメが大好きなのですが、話すと引かれそうなのでそれは伏せています。男性に趣味を聞かれたとき、どう切り返せばいいのでしょうか。

知りもしないのに知ったかぶるのが一番ダメ

ご質問誠に有難う御座います。

「実は俺もさ、結構オタクでね。アニメとマンガもわりと好きなんだよ。隠れオタ……ってやつかな? 好きなマンガ? そうだな、いろいろ読むけど、ワンピースが一番! それから、かなりマニアックだから知らないかもしれないけど、最近はリゼロっていうのも読んでる。やば、俺オタクすぎるわ(笑)」

ご質問者さまの趣味はアニメ鑑賞ということですが、合コンで「実はオタクです」と言ったときに、こんな感じのことを言う男性がいたらどう感じるでしょうか?

若い子と話を合わせようとして、必死に若者の間で流行っているものを覚えるもすべて微妙にズレていたり、遅れていたりするおじさんを見たときのような不快感が体を支配することでしょう。

もちろんワンピースやリゼロは非常に素晴らしい作品で御座いますし、それを読んでいること自体はなんの問題も御座いません。

ろくに知りもしないのに、話を合わせようとして滑りまくっているところに大きな問題が御座います。

さて、おそらく先ほどの「自称オタク」発言が不快であるということは、ご質問者さまも含めみなさまご理解いただけることでしょう。

しかし、残念ながらご質問者さまがやっていることは、構造的に先ほどの行動となんら変わりません。

知りもしないのに知ったかぶる。

一瞬「同類か!?」と喜ばせておいて、その期待を完全に裏切ってしまっているのです。期待があった分、男性のがっかり具合はかなり大きかったことでしょう。

ですので、ご質問者さまのように知ったかぶりをするのは最悪の選択にほかなりません。こんなことをするくらいなら、まだ「全然興味ない」と切り捨てたほうがマシだったことでしょう。

また「興味があるので今度教えてください」というように「関心がある」と伝えるのも非常にいい方法です。

この方法であれば「知らない」というスタンスを取りつつ、関心があることを伝えられるので、相手の男性も喜ぶ可能性が高いでしょう。

「オタクキモッ!」←こんな人は今どきいない

私がたまたま幸運なだけかもしれませんが、私は生まれてこのかた「オタクキモッ!」と言っている人間を見たことが御座いません。

たしかに2000年代前半であれば、世の中に「オタクキモッ!」と言っている人はいたような気もします。私の身のまわりにはおりませんでしたが、世の中の雰囲気的にもそこそこ存在したことでしょう。

しかし2010年代に入り、さらに2010年代も終わりにさしかかった今の日本において、いったいどこに「オタクキモッ!」と言う人間が存在するのでしょうか?

アニメやマンガがこれだけ市民権を得ているにも関わらず、いまだに「アニメ好き」の方を「キモい」と切り捨てる人間が存在したら天然記念物として保護をしたいくらいです。

「アニメを観る」「マンガを読む」「ゲームをする」という趣味が一般的な現代日本において、「アニメを観る奴はキモい」という考えの人間は生き残ることができません。少なくともそんなことを公言していたら、友だちを作ることはほぼほぼ不可能でしょう。

動画配信サイトのおかげでどのエリアでもアニメが観られるようになり、ウェブサイトやマンガアプリでも気軽に連載マンガが読めるようになり、ソシャゲのおかげで気軽にゲームができるようになっている現代日本で、どういう人生を歩んだらアニメやマンガに関わらずにいられるのでしょうか?

今の日本では、いわゆるオタク趣味はもはや多数派なのです。夏の湘南やハロウィンの渋谷で盛り上がっているパリピたちも、何かしらの形でアニメやマンガに触れていることでしょう。

ですので「オタクキモッ!」なんて言い出す人間はもはやどこにもおりません。いたとしてもご質問者さまと恋愛をする可能性がない高齢者や、よほどの変人くらいなものでしょう。

興味のない趣味の話に無理やり合わせるよりは、ご質問者さま自身が本当に好きなアニメ趣味の話をしたほうが、会話が盛り上がって2人の距離が縮まるはずです。

(文:ラブホの上野さん、イラスト:タテノカズヒロ)

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