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10年後になくなる仕事と残る仕事。20代女性が知っておきたいこと

トイアンナ

転職を視野に入れるなら「人間味」を考える

転職を考えているのなら、上記「残る仕事」をできるだけ選ぶようにしましょう。

事務系で転職を考えるのであっても、「取引先同士の事情を把握し、かなりの意訳もすることで取引をまとめられる翻訳担当者」や「なかなか職場を辞めてくれない、けれどリストラ対象になっている人の説得役」など、感情労働が求められる現場を選ぶのがカギ。こういったところでは人間が必要です。

これからの仕事は、感情労働が生き残る……なんだか逆に原始時代へさかのぼるような気もしますが、効率的な業務を競ってもいずれAIに負けるのであれば、感情をいかに仕事へ生かしていくかが重要です。

目の前の転職では同業他社へ動くのであっても、長い目では「この職場へたとえAIが導入されてもクビにならないよう、私が出せる感情労働の価値はなんだろうか」と考えてみるのが、手っ取り早い対策でしょう。

(トイアンナ)

※画像はイメージです

※この記事は2019年09月20日に公開されたものです

トイアンナ (コラムニスト)

1987年生まれ。慶應義塾大学卒業後、P&Gジャパン、LVMHグループにてマーケティングを担当。2015年にライターとして独立し、その後編集プロダクション「WERITE」を設立。「書く」プロフェッショナルとして、企業サイトの制作、オウンドメディア運用、SNS運用代行などを幅広く手掛ける。ライターとしては5,000人以上の人生相談に携わった経験をもとに「人事採用・婚活・医療」分野で主に執筆。著書に『改訂版 確実内定』(KADOKAWA)、小説『ハピネスエンディング株式会社』(小学館)など。

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