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疎外感を抱く心理とは? 感じやすい人の特徴と克服方法

高見綾(心理カウンセラー)

人が疎外感を抱く理由を、心理カウンセラーの高見綾さんが解説。孤独を感じやすい人の特徴と、それを克服するコツを紹介します。職場や学校で疎外感を覚えたとき、気持ちや環境を変えるための対処法とは?

まわりの人と自分の間に温度差や価値観のズレを感じたことがある人はたくさんいるのではないでしょうか。職場で親しい人ができなくて疎外感を抱いている人もいると思います。

この疎外感、実は抱きやすい人には共通点があります。では、どういった人が疎外感を抱きやすいのでしょうか。

今回は、疎外感を抱きやすい人の特徴や、そんな感情の克服方法について解説していきます。

疎外感とは「必要とされていない感覚」

疎外感とは、大人数の中にいるときに「自分が排除されている」と感じることをさします。
一般的には、自分が必要とされていない、いてもいなくても一緒だと感じる、評価されていない、ひとりぼっちだと感じるようなときに使われます。

たとえば職場で仲良しグループができていて、その中に自分だけ入っていけないときや、自分の知らない話題で周囲が盛り上がっているとき、誰しもが一度はこの“疎外感”を抱いたことがあるのではないでしょうか。

また、考え方が合わない・共感できないと思うと、人は疎外感を覚えます。

疎外感を抱きやすい人の特徴

とはいえ、この疎外感を抱く場面や閾値は、人によってそれぞれ異なります。具体的にどんなタイプが疎外感を抱きやすいのでしょうか。

(1)自己肯定感が低い

自分の性格や大切にしている価値観などに「これでいいんだ」とOKを出せていないタイプの人は疎外感を抱きやすい傾向があります。

人の輪に入れなかったり、まわりの人との価値観にズレを感じたりし、「私がおかしいのかな」と思うだけでなく、終いには「みんなと仲良くなれない私がダメなんだ」と自分を責めてしまうことも……。

自分を責めると、「みんなも私とは合わないと思っているんじゃないか」とネガティブな発想に拍車がかかり、ますます疎外感を抱きやすくなります。

(2)評価されたい願望が強い

人からの評価を求めている人は、自分が思うような評価を得られなかったときに傷つきやすいもの。認めてもらいたい、必要とされたい、よく見られたいという思いが強いと、人からの評価を得るために、集団に自分を合わせようとします。

しかし、実際にはうまく合わせられなかったり、合わせること自体がしんどくなったりすることも……。そんなとき“「自分は仲間に入れていない」と感じる→落ち込む”というループに入りやすいのです。

(3)警戒心が強い

まわりの人のことを「みんな大好き!」と思っていて、いい人扱いしているときは、疎外感など抱かないものです。

一方で、警戒心が強く、人からの評価を気にしがちな人は要注意。

心理的には「私を傷つける人たちかもしれない」と感じ、自分を守るために壁を作っている状態です。自己肯定感が低かったり、過去に人間関係で傷ついたりしたことがあると警戒心は強くなり、自ら疎外感を生み出してしまうのです。

(4)大人数が苦手

「1対1で話すのは平気だけど、大人数になると、どう振る舞っていいかわからなくなる」という人も、疎外感を抱きやすい傾向があります。

「みんなと仲良くしなければならない」という思い込みを持っている人ほど大人数は苦手。結果、輪に溶け込めず、自らひとりを選択して疎外感を抱くようになります。

(5)遠慮がち

「相手に不快な思いをさせたくない」とか「迷惑をかけたくない」「傷つけたくない」という理由で気を遣いすぎて、自分の言いたいことを伝えられない人も疎外感を抱きやすいでしょう。

たとえば仕事を頼まれたとき、手持ちがいっぱいだから「今は無理です」と断ることができなかったり、相手に悪気はないけれど嫌なことを言われたときに、「そういうことを言われると悲しい」と言えなかったりする人がこのタイプ。次第に親しくなれないことにストレスを感じるようになり、孤独になってしまいます。

次ページ:疎外感を克服する方法

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