喋らない人の心理とは? 自分から話さない人への接し方も解説
喋らない人への接し方7つ
前述の通り、喋らないということ自体が悪いわけではありません。とはいえ、相手のことをもっと知りたいと思うあなたは、その心を開く方法が知りたいはず。
喋らない人とは、どう接するのが正解なのでしょうか。
(1)「もっと喋ってほしいと思っている」とお願いする
シンプル・イズ・ベスト。
まずは「私はもっと喋ってほしいと思っています」と伝えてみること。案外、言われない限り気づかないものです。
相手も「喋らない人問題」を正そうとする以前に、それで周囲を心配させているという自覚がないだけの可能性もあります。
なので言葉にしましょう。あなたが喋ってくれないから、何を考えているかわからないから不安です、少しだけ喋ってほしい、と。
逆にそうした要望を伝えずに「私の考えてることを察してほしい!」と期待だけするのはスマートではないかもしれません。やっぱり大事なことはちゃんと伝えないとですね。
(2)反省してみる
盲点かもしれません。
少しだけ「相手じゃなくて自分に原因があるのではないか?」と考えてみましょう。もしかすると自分が「喋らない人」にさせている可能性もあります。
どう声をかけても「それは違うかも」「何それ」「なんでそんなことしたの?」「え、やだ」「そんなことないし」というふうに否定ばかりだと、相手も喋ることができなくなります。喋らないほうが楽になるからです。
もちろんほとんどの方は当てはまらないかもしれません。それでも付き合いが長い状態で、相手が「喋らない人」ならば考えてみる価値はあるでしょう。
少し脱線しますが、どんなときも相手に何かを言いたくなったときは、まず「自分に原因があるのかも……?」と考えてみるのは無駄でありません。自分が、相手をそういう人間にしている可能性は常にあります。
大事なことを見落とさないためにも、コミュニケーションを考える上で、すごく大切なことだと思います。
(3)相手の好きな話題を投げかける
なんやかんや正攻法です。
会話下手や、他人に興味がない人間の特徴として「自分の好きな話題になるとめちゃくちゃ喋る」というものがあります。貴女もご存じのことかと思います。
この作戦は「喋らない人」だけなく、どんな相手に対しても使えます。
常に「この人はどんな話題を振れば喜ぶんだろう?」という視点を持つようにしましょう。趣味や、仕事や、恋バナかもしれません。相手のこだわりを見抜きましょう。
人は自分のしたい話をさせてくれる相手に心を開きます。最強の聞き役になることができますよ。
(4)必殺技「なごむね」という魔法のワードを使う
逆転の考え方です。
あえて沈黙を受け入れるという発想をします。喋らない時間を「気まずさ」ではなく「心地いいムード」だというふうに解釈するのです。
具体的には「なごみますね」というセリフになります。
こちらから口にすることで「私はこの空気を気に入っていますよ」と伝えられます。あなたといてリラックスできていますと言われて嫌な気になる人はいませんよね。
こちらの口下手などのせいで、つい沈黙になってしまったときにも使えます。気まずさがとけて、互いの空気が柔らかくなるのを感じるでしょう。
これは魔法のワードです。いざというときに役立ちますよ。覚えておいてくださいませ。
(5)職場の人なら「仕事」と割り切る
仕事では、会話によるコミュニケーションが必須になります。従って、喋らない人が身近にいると、困ってしまうかもしれません。
まずは、相手は「会話が苦手」なだけなのか、「考えることが苦手」なのかを見極めましょう。
前者であれば、会話ではなくチャットなどテキストのやり取りをすればいいだけです。
後者の「考えることが苦手」な相手であれば、どんな情報があると考えやすいかなど、サポートをしてあげましょう。
また、職場でプライベートなコミュニケーションを取る必要はないので、仕事と割り切ってしまうのも手です。
(6)彼氏・彼女なら長所に目を向ける
恋人が喋らない性格だった場合、なぜ相手と付き合っているのかを思い返してみましょう。口数は少なくても、相手を好きになったポイントがあるはずです。
誰しも長所と短所を持ち合わせています。「喋らない」というあなた目線での短所に目を向けるのではなく、惹かれた長所に再び目を向けるのです。
相手を変えようと、「もっと喋ったら?」など否定的なスタンスで声をかけるのはおすすめしません。
喋らない男性心理とは?
余談ですが、「恋人が全然話してくれない!」という悩みは、主に女性からよく聞くように感じます。では、なぜ話さない男性がいるのか。
男性は、自分のことを伝えるのが少し苦手なのです。「必要ないことは話さなくていい」と合理的に考える男性も多く、女性の方が共感ベースでたくさん話をする傾向があります。
従って、彼氏が寡黙だとしても、よくある温度差だと分かっていれば気が楽でしょう。
自分のことを話さない男性の本音を心理コーディネーターの織田隼人さんが解説します。
(7)グループの会話なら「了承」とみなす
LINEのグループなど、集団で話している時に「我関せず」な人はいないでしょうか。意見を言わないのはずるいし、その人が了承してくれないと話が進まない、と悩むこともあるでしょう。
グループの会話に入らない人は、無理に巻き込もうとせずでOKです。反応しない=了承、とみなして問題ないはず。
会話に入ってこない人は大抵「面倒くさい」と思っているだけ。「みんなで決めてくれていいよ」が彼らの本音なのです。
喋らない人の恋愛傾向
ここでは、喋らない人の恋愛傾向を紹介します。
(1)落ち着いている人を好む
喋らない人の恋愛傾向として、自分と同じようにあまり多弁ではない落ち着いた人を好むということが挙げられます。
自分が喋らない分明るくて積極的な人を好む場合もありますが、いきすぎた騒がしい雰囲気は苦手です。
無理に会話を続けようとするのではなく、喋らない自分を理解してくれて、沈黙も心地良く感じられるような相手が理想でしょう。
(2)一途
喋らない人は、多くの人と仲を深めるのが苦手な分、心を開いた相手との関係性を大切にすると考えられます。
思いを伝えるのが苦手でも、記念日を大切にしたり相手の話を聞いたりと、愛情を態度で示そうとしてくれるはずです。
不特定多数に心を開かない傾向にあるため、一度好きになった人に対して一途なことが多いと考えられます。
(3)脈ありサインをあまり出さない
喋らない人は、恋愛も基本的に受け身の姿勢です。たとえ好意があっても自分からはなかなかアプローチできません。脈ありサインがかなり分かりにくいタイプですね。
このパターンは、特に人見知りだったり会話下手だったりする人によく見られます。もし好きになった相手がこのパターンだったら、貴女がリードした方が恋愛はスムーズに進むかもしれません。
喋らない人には「何を考えているか分からない怖さ」を感じてしまう
いかがでしょうか。
この「喋らない人問題」の根っこにあるのは「相手が何を考えているかわからない怖さ」だと思うんです。つかみどころがないと不安になりますよね。
そんなふうに考えていると、逆に、一周まわって、自分も考えていることを喋らないといけないなと気づかされます。
私たちは、ついつい「相手は自分のことを察してくれるはずだ」とコミュニケーションをサボってしまう生き物だからです。
けれど、大事なことは、言葉にしないと伝わらない。この機会に、いつも忘れがちで大事なことを思い返すとしましょう。
あなたの人生がより良いものになることを心より祈っています。
(浅田さん@令和の奇術師)
※画像はイメージです
※この記事は2019年08月26日に公開されたものです