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コラム 働き方

「やりたい仕事」がない #お仕事ハック

ぱぴこ

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「やりたい仕事がない」という女性のお悩みに、外資系OLコラムニストのぱぴこさんがアドバイス。

「やりたい仕事」がない

私にはいわゆる「やりたい仕事」がありません。上司との面談で「どんな仕事がしたいの?」と聞かれると答えに詰まってしまいます。でも同期はみんな「やりたい仕事」があって、異動や転職でキャリアアップしているので、焦ってしまいます。「やりたい仕事」は絶対なければいけないのでしょうか? また「やりたい仕事」の探し方があれば教えてください。

キャリア相談に答える身でありながら恐縮なのですが、私は「やりたい仕事」があるかというとありません。とはいえ、面談では目標設定をしたり、その先の「やりたいこと」を上司にプレゼンしなくてはいけないので、意識の高いことを言ったりします。でも、本音を言えば「寝てるだけで今の年収×15%くらい振り込まれる仕事」がやりたいです。

「仕事だから」という理由以上のものが求められる2019年

働き方改革や副業推進の流れもあり、仕事はかつてのように「とにかくやるべきもの」から、「自分が心地よく生きるための手段の一部」へ変化しています。「仕事=人生そのもの」という強固な常識は崩れ去り、「個人の幸せを支えるパーツの一部」として捉える流れが強くなっているのです。

2007年は「24時間働けますか?」を地で行くモーレツに働く女性が主人公のマンガ『働きマン』がドラマ化されヒットしましたが、令和元年を迎えた2019年は「絶対に残業しない主義」の女性が主人公のドラマ『わたし、定時で帰ります。』が放映中です。

こうした時代の流れの中で、過去よりも「やりたい仕事」「やりがいのある仕事」など、仕事に対して「仕事だからやる」という以上の、好き嫌いやモチベーションが重視されるようになっています。

「やりたい仕事」が明確な人はレアキャラ

私は「やりたい仕事」は青い鳥のようなものだと思っています。また、「やりたい仕事」が明確にあり、それらで能力を発揮できる人は超レアキャラです。

「これが好き!」と声高に叫び、その目標に向かってまい進する人は輝いて見えるので、周囲にいると自分と比べて焦る気持ちはわかります。もしも、今の仕事に不満や不安があるのであれば、何が解消されれば自分が満足できるか? を徹底的に考え、それに対して転職や異動、資格勉強などのアクションを取る必要はあります。

しかし、そうでないならば無理に「やりたい仕事」を探す必要はありません。それに、「目先の仕事をきちんとやる」ということは、立派な成長要因です。また、「不満がない」というのは非常に平和な状態で幸福なことでもあります。

今、相談者さんは周囲の人が転職や異動という「変化」を伴いながら成長している姿を見ており、特に行動していない自分に焦りを感じています。ですが、相談文には現在の仕事に不満や不安があることは書かれていません。

なので、ひとつの答えとしては「“やりたい仕事”はなくてもいいし、他人と比べて焦る必要もない」です。

「やりたい仕事」は自分の中からしか出てこない

「音楽が好き」だから音楽にかかわる仕事がしたい、「書くのが好き」だからライターになりたいなど、「やりたいこと」というのは得てして自分の「好き」という感情からつながるものです。私は長らくITの世界にいますが、古い記憶を掘り起こすと「PCや機械が好き」「インターネットが好き」という部分で現在の仕事に就いています。

これらの「好き」という感情は自分の中からしか出てきません。もう少し大きく仕事という部分を考えると、自分が「何をしているときが楽か、楽しいか」を考えるのも重要です。

たとえば「ホワイトな職場に行きたい」という希望があっても、自分がハイプレッシャーの中で成果を出すことが好きな場合は、「9~17時で権限がなく与えられた仕事をしていればよい」という職場だと発狂するかもしれません。

世間一般で言われる概念と、自分の趣向は必ずしも一致するわけではありません。「やりたい仕事」という漠然とした対象に焦ったり不安を覚えたりするのではなく、自分がどんな仕事をしているときが楽で楽しいか、どんなときに成果を出せたかなどの自己分析をしましょう。

POINT.

・「やりたい仕事」は現代のバズワードだと心得よ
・不安や不満がないのであれば、無理に「やりたい仕事」を探す必要はない
・自分の「やりたい」を把握するためには、自己分析しかない

(文:ぱぴこ、イラスト:黒猫まな子)

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