お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

彼女に「距離を置こう」と言ったことある? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛事情を、社会人男性のみなさんに2択アンケート調査。恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析し、悩める女性を救います!

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「彼女と距離を置くこと」にまつわるアンケート。

彼女に「距離を置こう」と言ったことある?

「なんだか、本当に好きなのかわかんなくなっちゃった」

男女の間にすれちがいはつきもの。

付き合いが深くなってくると、些細なことからケンカになったり、マンネリ化したりして「相手のことが好きかどうかわからなくなる」なんて時期が出てくるもの。

そんなとき「いったん距離を置く」とか「しばらく会うのを控える」ことを試すカップルもいるよね。

後先考えずに別れを選ぶより、一度冷静になって考える時間も必要かも……。今回は男性陣に「距離を置くこと」について聞いてみたよ~。

Q.彼女に「距離を置こう」と言ったことがありますか?

はい:23.0%
いいえ:77.0%
※有効回答数100件

なるほど~~~。「距離を置こう」と言い出すのは女性からが多いかもね。

自分のほうから彼女に「距離を置こう」という男性は多くないようだけど、それを言わずにLINEや連絡を少なくしたり、「仕事が忙しい」と言い訳を作ったりして会う回数を減らしていそうだけどね(笑)。

「距離を置くこと」について男性はどう考えているのか、深掘りしてみるよ~。

「彼女に距離を置こうと言ったことがある」派の男性心理

うまくいかず、別れたいと思っていたから

・「別れたいが別れようと言いづらい場合、距離を置きたいという言葉を代わりに使う」(31歳/金融・証券/事務系専門職)

・「一緒にいるのが負担になってしまったから」(33歳/学校・教育関連/専門職)

わ~、ずるいね(笑)。男性は「別れたい」を「距離を置きたい」という言葉で代用することも!

距離を置くことでフェードアウトを狙っているんだよ。いきなり別れ話をするのは気が引けるし、別れたい理由を問い詰められると困るからだろうね。

「とりあえず距離を置こう」と言うことでうまく逃げられるんじゃないか、と踏んでいるのかも。

だけどそのせいで関係がウヤムヤになるくらいなら、「それって別れたいってことなの?」って真意をたしかめたほうがいい。

そこで、彼が説明もせずに黙り込んだり、邪険な態度を見せたりするなら、あなたから「さよなら」って言葉を叩きつけてあげよう!

自分がしてきたことのケジメをつけられない男性は、何に対しても中途半端。早々に見切って正解よ。

相手の大切さを再確認するため

・「距離を置くことで、相手の大切さが再発見できるかもしれないと思ったから」(35歳/その他/事務系専門職)

・「当たり前に一緒にいることに慣れたくなかったし、距離を置くことで相手の大切さを改めて感じたいと思ったから」(38歳/金属・鉄鋼・化学/その他)

距離を置くのは何もマイナスな感情からとは限らないよ。自分にも落ち度がなかったかを考えてみるいい機会にもなるしね。

一緒にいるのが当たり前な甘えられる関係になると同時に、相手を思いやる気持ちは忘れてしまいがち。でも、あえて会わない時間を作ることで、いろんなことが見えてくる!

付き合い当初の気持ちを振り返ったり、交際中のやり取りを思い返してみたりすれば、「ああ、ちゃんとわかってなかったかも」なんて、相手の気持ちがいっそう理解できるようになることも。

人間は近すぎると見失うことも多いからね。本当に大切なものに気づけば、もう一度新たな気持ちでスタートできるんじゃない?

「彼女に距離を置こうと言ったことがない」派の男性心理

距離を置いても得るものはないから

・「距離を置くと、そのあとがなくなると思うから」(32歳/学校・教育関連/専門職)

・「そこから改善するとは思えないから」(36歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

相手から一方的に「距離を置きたい」と言われた場合、こちらから連絡するのはすごく勇気のいることだよね。

彼がどうしているのか気になっても「ウザいと思われたらどうしよう」「返事がこなかったらどうしよう」なんて怖さからLINEすら送れなかったりして……。

しかも、彼が距離を置いても“あなたの大切さ”に気づけない鈍感さんなら、そのあと一切連絡をくれないかもしれない。下手すると、ちゃんと別れてもいないのに、いつの間にか別に彼女を作ってしまうことも!

自然消滅にならないためには、距離を置く際に「会うのは一切やめるのか、月1くらいで会うか」「連絡はどれくらいの頻度でするか」など“距離のとり方”を決めることだね。

距離を置くなら別れる

・「中途半端だから、いっそのこと別れたほうがお互いのためだと思う」(28歳/食品・飲料/事務系専門職)

・「距離を置くのは別れるのと同じだから、距離を置くなら別れる」(34歳/その他/その他)

距離を置くくらいならはっきりさせたいという男性は、ある意味誠実なのかもしれない。

「距離を置こう」と言ってくる男性の中には、別れ話もしないですでに「俺の中では終わってる」と自分ひとりで勝手に完結させちゃっていることもあるからね。

ちゃんと段取りを踏んだ別れであれば、振られることはつらくとも「連絡を待つ」という時間からは開放されるもん。

“ハッキリしない別れ”だと「なんで? どうして何も言ってくれないの?」って、長い時間その恋を引きずってしまうからね。

恋の教訓:男性は“ウヤムヤに別れること”を選びたがるもの!

せっかく2人ではじめた恋なんだから「なんとな~く」では終わらせたくないよね。

だからこそ、恋愛コラムニスト・神崎桃子から女子のみなさんに警告。

成熟した男性ならともかく、恋愛経験が少ない男性や恋愛偏差値が低い男性は特に面倒くさい行程や修羅場を避けたがるし、ウヤムヤに別れたがるってことを覚えておいて!

だからもし距離を置く場合は、「いつまで」という期限を設けるべきだね。そうじゃないと曖昧なままで終わっちゃうよ(涙)。

いったん距離を置き、その期間が終わったら会って話して、今後のことを決めようよ。

もし、会えない期間で「この人がやっぱり好き」と2人が思えなかったとしても、「今までありがとう」と感謝するための機会は持つべきじゃない?

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年3月22日~3月23日
調査人数:100人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2019年05月15日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

★「男と女のこと・色恋沙汰ならなんでもお任せ!」神崎桃子オフィシャルサイト
https://www.kanzakimomoko.com

コラムニスト神崎桃子Facebookページ
https://www.facebook.com/kanzakimomoko/

恋愛専門家コラムニスト神崎桃子「男と女のこと、恋愛事情ならなんでもお任せ!」
https://twitter.com/kanzakimomoko

恋愛事情専門家・神崎桃子~恋の教訓~
https://www.instagram.com/columnist_mk

この著者の記事一覧 

SHARE