マリッジブルーの代表的な症状とは? チェックしたい項目と対処法
結婚が決まって幸せなはずなのに、どうして気持ちが落ち込むんだろう。そんな悩みを抱える人もいるのでは? 今回はマリッジブルーの代表的な10の症状と対処法について、自身も経験を持つ恋愛コンサルタント・ひろんさんが解説します。
プロポーズを受けて、人生最大級の幸福感に浸っていたのもつかの間。
結婚に向けていろいろなことが具体的になるにつれ、言いようもない不安感に襲われ、逃げ出したい衝動に駆られてしまう人が案外たくさんいます。
いわゆる「マリッジブルー」ってやつですね。
2回ほど結婚し、2回とも見事に軽めのマリッジブルーを味わった私が、マリッジブルーの症状について考察してみたいと思います。
マリッジブルーとは?
マリッジブルーとは、結婚を控えた人が、結婚生活や将来に不安・憂うつを覚えることをさします。
やる気がなくなり、何ごとにも悲観的になったり、やたらと不安を感じてしまったり……。
結婚は、人生のなかでも大きな環境変化。
そこに得体の知れない不安を感じてしまうのです。また、法で結ばれる結婚は、これまでの交際とはちがいます。簡単に離婚もできません。
人生の大きな決断、岐路に対して「本当にこれでよかったのかな?」という後悔にも似た揺り戻し思考に陥ることが誰しもあるのです。
あなたは当てはまる? マリッジブルーの症状10個
マリッジブルーを抜け出すには、「自分がマリッジブルーに陥っている」と自覚し、冷静に状況を見極めることが抜け道となります。
以下、マリッジブルーの具体的症状10個に当てはまるものがないか、あなたの心や日々の生活を見直してみましょう。
(1)結婚後の生活に不安を抱く
「本当にこれでよかったのかな?」という不安が増大し、時には被害妄想レベルで悲観的になってしまうこともしばしば。
自由気ままなひとり暮らしを謳歌していたり、実家暮らしで親に家事をやってもらっていたり、ぬくぬくと生活をしてきた人は要注意。
「結婚したら、自由がなくなるのでは? 何かと負担が増えるのでは?」とネガティブな側面ばかりに目がいってしまうのは、マリッジブルーの兆しかもしれません。
(2)結婚準備のやる気がなくなる
婚約指輪をもらったあたりが喜びのピークとなり、式場予約や準備、新居探し、親戚への挨拶まわりなど、すべてが面倒になってふさぎ込んでしまう人がいます。
ふわっと愛を語らっていただけの恋人時代とは打って変わり、お金や生活の話など現実問題に直面。それらをギチギチに詰めていかなければならない場面に出くわすと、嫌気が差してしまう瞬間があるのです。
(3)パートナーへの不満が爆発!
結婚準備に関してパートナーが非協力的に思え、孤独を感じるのもマリッジブルーの症状。
そんなとき、彼に相談をして「なんでもいいよ!」という何気ないひと言が返ってこようものなら、相手もビックリするほどの不自然なガチ切れをかましてしまうことも。
それ以外にも、「新居の場所が夫の職場寄り」だとか、「生活費の分担に納得いかない」など、思い通りにならない現実が積み重なり、不満が大爆発してしまうケースがあります。
(4)パートナーに会いたくなくなる
結婚準備の疲れなどでメンタルが消耗していき、相手の嫌なところが見え隠れしてくると、あんなに大好きだったパートナーに「会いたくない」と思ってしまうこともあります。
「こんな気持ちで結婚できるのかな?」と夜な夜な悶々と悩んでしまい、眠れなくなるのも症状のひとつです。
(5)元カレのことを思い出してしまう
大好きだったけど、振られてしまった元カレを思い出して、センチメンタルな気分になってしまう人がいます。
「あの彼と結婚できていたら……」なんてあり得ないタラレバを妄想し、ただただ凹んでしまうという不毛な思考回路に沈むことも。
(6)何をやっても「これじゃなかった感」に襲われてしまう
気分が沈んでいるとき、自分で選んだはずのさまざまな選択に対して、「これじゃなかった感」に襲われることがあります。
ついでに結婚に対しても「これじゃなかった感」に見舞われてしまうのです。
(7)「早まったのではないか?」と延々考え込んでしまう
あんなに結婚したかったのに、結婚が具体的に決まると、「早まったのではないか?」とグルグル考え込んでしまうときもマリッジブルーの可能性が。
プロポーズされて浮かれていたのもつかの間、「もっと独身を謳歌したほうがよかったかも?」「もっといい人がいたかも?」なんて考えに襲われ、意気消沈していませんか?
(8)冷静さを失い、感傷的になってしまう
冷静に考えれば仕方がないことであっても、ついつい感傷的に考えてしまいます。
「両親と離れて暮らすことが悲しい」など、本末転倒な方向へ考えが派生しはじめたら、末期症状かもしれません。
(9)独身の友人から一線を引かれている気分になる
仕事に趣味に遊びに……と、独身生活を謳歌している友人を急に羨ましく感じることもあるでしょう。
そして、彼女たちの会話が遠い昔の話に聞こえ、「〇〇は人妻だからね」という何気ない友人のひと言に疎外感を感じてしまうことも。
(10)自分ばかりが「損」しているような気分になる
「彼の転勤先についていくため、私だけが仕事を辞めなければならない」「同居をはじめたけれど、共働きなのに私ばかりが家事をしている」など、自分だけが不遇に見舞われているような気分になることもあるでしょう。
何かと比較してマイナスな感情になってしまう状況は、マリッジブルーだといえます。
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マリッジブルーの対処法
マリッジブルーは誰にでも起こりうる状態であり、まずは自分がマリッジブルーになっていることを自覚するのが対処の第一歩です。
男性にもマリッジブルーはある
ちなみに、男性にも女性に似たマリッジブルーは起こります。
男女で少し異なる点があるとすれば、男性はプレッシャーや責任が重くのしかかり、その責任感の裏返しで逃げ出したい衝動に駆られるのに対して、女性は環境や生活の変化に対して感傷的になりやすい点です。
「本当にこれでよかったのか?」「早まったのではないか?」と悶々と考えてしまう点においては同じですが、その悩みの根源にあるものが男女ではちがうということ。とはいえ、マリッジブルーに悩むのはあなただけではないのです。
結局大事なのは「強い覚悟」
マリッジブルーを味わった上で、冷静に考える。そして、「それでも、やっぱり結婚したい」という結論を2人で導き出すことが一番の解決策です。
幸せな結婚生活を続けるためにもっとも大事なことは、「この人と幸せになる!」という強い覚悟。
だからこそ、マリッジブルーはむしろチャンスと捉え、パートナーとよく話し合い、絆を深める機会だと考えましょう。
マリッジブルーは幸せな結婚のための通過儀礼
結婚したら、環境はガラリと変わって当たり前。それに、一度結婚したからには簡単に別れることはできません。永遠の愛を誓い合うんです。結婚生活は長いんですよ。そこに1ミリの不安も抱かないほうがおかしいでしょう?
つまり、マリッジブルーになるのは「まともな大人である証拠」です。
逆にいうと、マリッジブルー知らずの大恋愛の末、勢いだけでの結婚は案外うまくいかないということ。恋愛感情にほだされて、冷静な判断力を失っているときにした選択はまちがえやすいからです。
マリッジブルーになったら、それは幸せな結婚をするための通過儀礼だと捉えましょう。その壁を乗り越えることで、2人の絆はもっと深まるはずだから。
(ひろん)
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※この記事は2019年05月12日に公開されたものです