【男性心理】彼氏が「愛している」と言ってくれない理由
男性、特に日本人の男性は一般的に「愛している」となかなか言わない生き物で御座います。
「愛している」と言ってくれないからといって、自分のことを愛してくれていないというわけではないということはわかっていても、やはり多くの女性は不安になってしまうものでしょう。
特に「愛している」と彼氏によく言う女性からすれば、彼氏が一体なぜ「愛している」と言ってくれないのか理解できないことと思います。
それでは男性は一体どうして「愛している」と言ってくれないのでしょうか?
人間はメリットのあることしかしない
人間の行動はメリット・デメリットで考えることが重要です。
自分にとってメリットがある行動は勝手にやりますし、逆にデメリットしかない行動はお願いしたってやってくれません。
つまり、男性が「愛している」と言ってくれないのは究極的に言えば「メリットがない」からなのです。
大変残念な事実では御座いますが、男性にとって彼女に「愛している」と言うことは多くの場合においてほとんどメリットが御座いません。
彼女様目線で考えれば「安心できる」「うれしい」などのメリットが御座いますが、それはあくまでも「彼女様にとってのメリット」であり、彼氏様にとってのメリットではないのです。
一方で女性は「自分の感情を共有したい」という欲望が比較的強いので、「愛している」と口にすることが多いといえるでしょう。
これは「愛している」と口にすることで「自分の感情を共有する」というメリットが生まれているからなのです。
しかし男性は「自分の感情を共有したい」という感情が女性と比較して希薄なので、そのことによるメリットがあまり存在しないといえるでしょう。
男性は要求文化
男性にメリットがないとはいえ、彼女が困っているのであれば「愛している」と言うくらいのことをしてもいいのではないか? とお考えの方も多いことでしょう。
しかし、ここにも男女の考え方の差が御座います。
男性社会において、困っている友人を助けるという行動は必ずしも正しいものでは御座いません。
というのも、男性社会は基本的に「要求文化」なのです。
たとえば、困っている友人がいたとしても、男性はあまりこちらから手を差し伸べたりは致しません。
これは男性が冷たい生き物である、という意味ではなく「助けを求めていない男性を救うのは失礼にあたる」という文化が存在するからで御座います。
男性は友人であっても借りを作りたがらない生き物で御座いますし、人の手を借りずに困難を乗り越えたいという欲求があるのです。
ドライブデートで彼氏様が道を間違えたとき、助手席に座っている女性が「こっちじゃない?」とアドバイスをすると怒り出す男性がいらっしゃいますが、これもまたその感情の表れでしょう。男性は困難を自分で乗り越えたい生き物なのです。そのため自分が困難と向き合っているときに勝手に手助けをしてくる人間は「困難を乗り越えようとしている自分を邪魔した人」と認識されてしまうのです。
意識的にせよ無意識的にせよ男性はこのことを理解しているので、たとえ友人関係であったとしても助けを求めていない人間を助けたりは致しません。これは決して冷たいということではなく、むしろ相手の決断を尊重している行為であるといえるでしょう。
男性が人を助けるのは、相手から「助けてくれ」という要求があった場合のみ。
もちろんすべての場合でそういうわけでは御座いませんが、一般的な傾向としてこの傾向があるのは間違いありません。
つまり男性にとって「助けてくれ」と言っていない人間は助けるべき人間ではないのです。それどころか「助けてはいけない人間」ですらあるといえるでしょう。
要求しない=困っていない
男性社会は要求文化で御座います。
つまり相手が「困っている」と言わない場合、男性は相手を助けたりは致しません。
「助けてくれ」と言っていない人間を救うのは、むしろ失礼ですらあるというのが男性社会のルールなので御座います。
さて、それでは「愛している問題」に戻りましょう。
彼氏が愛していると言ってくれないとお悩みの女性は多いですが、実際にそのことを口にして彼氏様に伝えている女性はどれほどいらっしゃるでしょうか?
大変残念では御座いますが、もしも彼女様がそれを口にしていない場合、男性は「愛している」と口にすることはないでしょう。仮に彼女様が悩んでいることを察したとしても、助けを求められない限り男性は助けないのです。
逆に言えば、彼女様が「愛していると言ってほしい」と口にすれば、多くの男性は「愛している」と言ってくれることでしょう。
男性は嘘が苦手な生き物
男性は嘘が苦手な生き物で御座います。
単純にスキル的な意味でも男性は嘘が下手ですが、精神的な意味でも男性は嘘をつくことが得意ではありません。
男性は嘘をつくことができないのです。
とはいえこれは「男性は彼女を愛していないから、彼女に対して『愛している』という嘘が言えない」という意味では御座いません。
そうではなく「必ずしも真実と言えないことを口にできない」とお考え頂ければ幸いです。
少々わかりにくいので例を出してご説明させて頂きましょう。
スコットランドの羊というお話をご存知でしょうか?
スコットランドの羊というのは、数学者や物理学者が世界をどのように見ているか、ということをおもしろく紹介したジョークで御座います。
天文学者と物理学者と数学者がスコットランドで休暇を過ごしていた。
列車の窓から眺めていると、平原の真ん中に黒い羊がいるのが見えた。
天文学者:スコットランドの羊はみんな真っ黒なんだね。
物理学者:ちがうちがう。スコットランドには少なくとも1匹の黒い羊がいるというだけさ。
数学者:スコットランドには、少なくともひとつの平原が存在し、そこに1匹の羊がいて、さらにこっち側の片面が黒いということがわかるだけさ。
このジョークはやや極端で御座いますが、このジョークに登場する数学者や物理学者のような考え方が男性は御座います。
つまり彼女様に対して「愛している」と言おうと思うと、言う前にそれが果たして真実なのかということを考えてしまうのです。
恥ずかしながら理系出身の私にはこの気持ちがよくわかります。
もしも彼女から「愛しているって言って」と言われたら「少なくとも今この瞬間、私の頭の中に『あなたのことを愛している』と感じている感情はある」というようなことを考えてしまうのです。
もちろんそんなことを口にはしませんが、少なくとも脳内ではそんな思考がされてしまう。だからこそ「愛している」と口にすることに抵抗が生まれてしまうのです。彼女のことを愛していないわけではありません。
先ほどの羊の例で言えば、どう見ても目の前の羊は黒いのですが、それだけで「スコットランドの羊は黒い!」と言うことができないのです。
今この瞬間、自分の感情としては彼女を愛していたとしても、その感情を「愛している」と表現することができない。なぜならそれは必ずしも真とは言えない感情だから。
男性に「愛していると言って」とお願いしたら、妙にはぐらかした返事をされた経験がある方も多いことと思いますが、それは「嘘をつけない」という状況の場合が非常に多いのです。
確かに今この瞬間愛していたとしても、それを「愛している」という言葉で表現することができない。
「愛している?」と聞かれたら、たとえ彼女のことを愛していたとしても「自分は本当に彼女のことを愛しているのだろうか? そしてそれを『愛している』と表現していいのか?」というような面倒な思考が生まれてしまうものなのです。
愛していると言ってくれないときは
男性に「愛している」と言わせるのは非常に難しいことであると言わざるを得ません。
特に真面目な男性になればなるほど「自分は本当に彼女を愛しているのか? それを証明することはできるのか?」という思考に陥り、気軽に「愛している」と言えなくなってしまうのです。
ですので女性の皆様はどうか「愛している」という言葉で彼氏様の愛を確かめないようにして頂ければ幸いです。
「愛している」と言ってほしいというお気持ちはわかります。しかし大変申し訳御座いませんが、男性はその言葉を言うのがとても苦手なのです。
そのため「愛している」という言葉ではなく、男性の日ごろの行動から彼氏様の愛を測って頂ければ幸いです。
(ラブホの上野さん)
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※この記事は2019年04月10日に公開されたものです