20代から婚活しまくって「独身貴族になった女」の話
数年前、『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』とかいうタイトルのドラマがあった。このドラマ放映中、私は「結婚しないんじゃなくて、できないんです」という自虐をのたまうなどしていたものだ。
数年経った現在も独身、30代独身、相変わらずな毎日をすごしている筆者は、E子である(ツイッター@escape_no_e_yo)。
過去、付き合っていた人と結婚の話が出たことは一度や二度ではない。
そのたび、自らの「結婚しない」という意思を尊重してきた。しかし、対外的には「結婚できない」ということで保身をしているのである。
本日は私が、この身を削って独身貴族の実態についてお話したい。
独身貴族の基本スペック
なんとなくだが、「ゆるふわOL」的な空気感の女子は、一生懸命婚活をしているように思う。私自身、収入が今より低かったときには必死の思いで婚活をしていた。
そして、「もうこれ、私、結婚は無理だわ」と思ったタイミングで、ひとりでも生きていけるよう収入UPを図った。
年収がどのくらいあればひとりで生きていけるかは、個人の価値観によって異なるだろう。
本人が「ひとりで生きていける」と感じていれば、もう独身貴族の素質は十分といえよう。必ずしも高収入である必要はない。
ただ、ひとりで行動することを「寂しい」と思う感覚の女子は独身貴族にはなり得ないし、「売れ残り」呼ばわりされてもクヨクヨしない強さも必須だろう。
独身でいるうちにそのようになっていくのか、そういうパーソナリティだから独身になるのか。鶏が先か卵が先か、みたいなところはある。
独身貴族の代表といえば、私が思い浮かべるのは女優の天海祐希さん。
宝塚歌劇団の元男役だからというのもあるかもしれないが、あれだけ格好よく、かつ美しく堂々としていれば他人から「売れ残り」と哀れまれることなく、「ステキな独身」と見られるのであろう。
独身貴族に共通する特徴6つ
独身貴族に共通するあるあるはこんな感じだ。
(1)収入が同世代男性の平均よりは上
もちろん、自分ひとりが十分生きていける年収があればなんの問題もないのだが、私のまわりで「いかにも独身貴族」な女性は、やはりそこそこ稼いでいる。
自分が稼いでいるから、結婚にメリットが見出せなくなるのかもしれない。
(2)容姿に自信がある
妙齢の女性が結婚しないで生きていると、哀れまれることがある。100%ある。
その際に、「見た目が麗しくないから、結婚できないのだろう……」と推測されることだけは避けたい。
見るからに、「結婚できないのではなく、しないのだな」と他者に思わせる美しさがないと、自身のメンタルがやられてしまう。したがって、独身貴族を貫く女性は容姿を整えることに抜かりがない。
(3)もともと結婚願望がなかったわけではない
これは意外かもしれないが、独身を謳歌している女性に聞いてみると「若いころは結婚したいと思っていた」というケースが非常に多い。
つまり、結婚できなかった人たちが自分に言いわけをするために、結婚願望がないというスタンスに切り替えた、ということなのかもしれない。
そのように思われることは致し方ないと、私も思っている。しかし、言いわけさせてほしい。
いろいろと冷静に判断できるようになったら、本当に結婚願望がなくなったのだよ。だって楽しいんだもん、独身のほうが。
(4)プライドが高い
中途半端な男と結婚するくらいなら、独身でいたほうがいい。「結婚」にしがみつかなくても、自分はひとりで幸せになれる。
そういう妙なプライドが邪魔をして結婚できない。と、これもはたから見たらそう見えるのだろうけど、本当に心底、ひとりでいるほうがいいんだよ。変な男と結婚するくらいなら。
ただ、こういった状態を世間は「プライドが高くて結婚できない」というのだろう。勝手に言ってろ。
(5)余裕でひとり行動できる
「普通、そんなところにひとりで行かないだろ」と言われる場所に、私はよくひとりで行く。
買い物はひとりでじっくり考えたいし、無性に肉が食べたくなったらひとりで焼肉に行く。
独身の友人と話すと、だいたいみんな当然のようにひとり行動しているもの。よって、たまに既婚女性と話すと「え、寂しくない?」と言われ、ハッとさせられるものだ。
(6)恋愛体質である
「結婚のメリットは、これ以上面倒くさい恋愛をしなくていいということ」という意見を聞いて、誠にそうであると思った。
恋愛を面倒くさいと感じる人にとって結婚は「ゴール」であり「天国」であろう。
しかし、恋愛が楽しくて仕方がない人種からすれば、結婚は「墓場」であり「地獄」なのである。恋愛体質の女性は、いつまでも新しい恋を求め続けられるように、独身でいたほうが幸せなのだろう。
女性が独身でいることのメリットは「金・時間・無責任」
女性が独身でいることのメリットはなんだろうか。
まず、自分のために使えるお金・時間が膨大にあるということ。
そして、人間関係の構築が自由自在で、責任を伴わないということ。
姑や夫の友人といった自分が関わりたくない人間と、無理をして関わることがない。そして、彼氏が5人いようと7人いようと誰にも咎められないなど。
このように、メリットは多岐にわたる。
ひとりに不満がないなら「結婚こそデメリットの塊」
ひとりでいることに何の不満もない女性にとって、むしろ結婚はデメリットしかない。
ただ、上記のように独身のメリットを口に出してみると、人間としてのクズ具合が露呈する。たぶん私がクズだからだろう。
執筆する前に、ほかのクズでない人の意見も聞いてみるべきだったかもしれない。
独身を貫くことは、世間の目を気にせず、好き放題「子ども」のままでいることだと思う。
ノーストレス、ノー責任。しかし、プライベートでストレスフリーでいるからこそ、仕事に邁進できるのではないか。そうだと信じて、私はプライベートはクズでも社会で活躍できる女性でありたいと思う。
結婚しない、という生き方があっていい
アラサーの独身女性に対する世間の目は、それ以外の人が想像する以上に厳しいものである。
「結婚できない自分は人として劣っているのか」「女性の価値は未婚か既婚かだけがすべてなのか」。そんなことばかり考えて、暗い顔をしている独身女性はいかに多いことか。
そのようなことでネガティブになってしまう真面目な女性に、「独身貴族」という無責任な生き方を提案したい。
(E子)
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※この記事は2019年03月28日に公開されたものです