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上手なキスのやり方は? うまいキスと下手なキスの特徴&種類・注意点

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

キスを盛り上げるテクニックは?

いろんなキスの種類に挑戦してみるのもアリですが、上手なキスをするためには、キスのやり方を知っているだけではダメです。

彼から「もっとしてほしいな」「きみのキスはおいしいね」とおねだりされるように、以下のことに注意しましょう。

(1)唇だけでなく口臭ケアも

唇はマメに保湿ケアをしたり、リップで潤わせていたりしても、うっかり忘れてしまうのが口臭ケア。

たいていのカップルは食事デートをしますよね。食べたあとに、おのずとキスタイムの流れになるはずです。

デートでは、常に口臭予防のガムやタブレットをバックに忍ばせておくのは必須ですね。

ただ、口臭は食事の臭いだけのものではありません。

虫歯や歯周病などが原因の口臭や、口の中の乾燥や唾液不足、舌の汚れから発生することもあります。

デートのときだけでなく、日ごろから口内のケアをしておきましょう。

(2)舌や唇の力を抜く

恋愛初心者がキスをするときについやりがちなのが、力みすぎてしまうこと。

キスするときに緊張したり、前のめりになったりしすぎると、舌も固くなってしまいます。

うまくキスをしようと必死になればなるほど、キスの感触が台なしになってしまうでしょう。

おいしいキスをするためには、あくまで「柔らかく」が基本です。

「焦らない」
「急がない」
「強すぎない」

これを守ってもらえたら“とろけるようなキス”は次第にできるようになるはすですよ。

(3)唇以外にも触れる

唇だけに集中しても、キスは盛り上がりません。

口づけするときに手をぶら下げて棒立ちだなんて、間抜けなことはしないでください。

唇を重ねるときは、彼に触れましょう。

彼の手を握ったり、腕を掴んだり、背中や首に手を回したり……ときには耳や髪に触れるのもアリでしょう。

自分の手を相手の頬に添えてキスするのも素敵ですね。

キスしながらのボディタッチに彼は、
「もっとキスをしたい」「このまま時間が止まってほしい」と感じてくれるはず。

キスと同時にやさしいタッチングを受けることで気持ちよさが倍増するだけでなく、彼女の愛を強く感じることができるのです。

唇以外のスキンシップも行うことで、キスのテンションをさらに高めましょう!

(4)彼の目を見つめる

キスするときこそ、女子の“目ヂカラ”がモノをいいます!!

男性は女性の上目づかいに興奮を覚える生き物です。

彼女から上目づかいでジッと見つめられたら、愛しさを感じない男性はいません。

キスするときは、至近距離で相手を見つめることのできる絶好のチャンス!!

「目は口ほどにものを言う」ということわざ通り、相手の瞳を覗き込むことで、言葉以上に思いを伝えることができるのです。

キスをする前はもちろんですが、キスの合間にも彼の目を見つめるようにしましょう。

唇を重ね合わせ、キスを味わい、そしてときに顔を離してお互いを見つめ合う。

2人の愛はさらに盛り上がるにちがいありません。

唇以外のものを駆使することこそ、「彼を夢中にさせるキス」ができるのです。

要注意! 嫌がられるキス

キスとは、お相手がいて初めて成り立つものです。自分がされて嫌なことは相手も不快だと思っておきましょう。

相手に嫌がられかねないキスは以下の通りです。

(1)自分のやりたいことだけを優先するキス

自分の理想のキスって、もちろんありますよね。その理想に近ければ近いほど良い。

でも、それがそのまま実現するなんてほぼありません。

理想に頑張って近づけよう、誘導しよう……。そんな余計なことを考えていると、相手にも雰囲気で気づかれてしまいます。

理想はいったん置いといて、「この人」との一番を探っていきましょう。

(2)リードしすぎるキス

相手の反応を試したくて、ついいろいろな技を繰り出してしまいがち。

そんなサービス精神旺盛な方も多いかもしれませんが、相手のキャパを超えていないか、同じレベルに立ってあげられているかを常に意識してください。

相手が何か繰り出せば返すぐらいでちょうど良いでしょう。

(3)長時間に及ぶキス

お互いが何か技を繰り出すことに注力すると、そっちに意識が行ってキスが超長時間に及ぶなんてこともあり得ます。

キスは勝負でも競争でもないので、長ければいいというものではありません。

彼を喜ばせるためには「彼に見合ったキス」をしてあげることが一番

今回紹介したキスの仕方やテクニックは、必ずしもあらゆる場面で有効とは限りません。

キスするまでの過程、また交際期間などによって、大いに効果が発揮されることもありますが、状況によっては効果が得られないどころか彼を引かせることになってしまいます。

また、彼を喜ばせたり、ドキドキさせたりするには、唇や舌を使えばいいというわけではありません。

シチュエーションや雰囲気に合わせたキスを行うことが何よりも大事なのです!!

デートにおけるキスとは、デートで身につける服と同じです。

彼とテーマパークに行くときに、ハイヒールを履いたり、ワンピースを着たりしませんよね?

反対に、彼からおしゃれなレストランに誘われたのに、ジーンズと運動靴で出かけませんよね?

状況や場にそぐわない格好でデートにのぞめば、デートが盛り上がらないだけでなく、彼にも恥をかかせることになるのです。

あなたの愛情をキスで表すことは、本当に素敵なことです。
ただ、キスは“自己満”でするものではありません。
シーンや環境、受け取る側の状態によっても大きく左右されるのです。

キスはTPOによって使い分けましょう。

テクニックなんかよりも大事なのはTPO。それを考慮することで、唇や舌のスキンシップは効力を発揮するのです

キスの仕方やタイミングで、デート自体をブチ壊してしまっては元も子もありません。

デートにおいては「彼に見合ったキス」をしてあげることが一番なのです。

“TPOに合わせて彼にキスを振る舞える女性”こそが、彼を夢中にさせることができるんですよ。

(文:恋愛コラムニスト・神崎桃子、イラスト:saaya)

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※この記事は2019年03月13日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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