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彼女と結婚する前に「同棲期間」は必要? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「同棲」にまつわるアンケート。

彼女と結婚する前に「同棲期間」は必要?

「同棲せずに結婚か、はたまた結婚前にワンクッション同棲期間を置くべきか」……恋人との将来を考えると、悩んでしまうのが「結婚前に同棲するか・しないか問題」。

「結婚するなら同棲して、相手のことをちゃんと知っておきたい」
いやいや、
「同棲することで結婚が遠のくほうがむしろ困る!」

その先がある同棲ならいいけど、先ゆきがあやしくなるような同棲なら逆にしないほうがいいかも……と心配してしまうのも女性ならでは。そこで、男性側は「結婚前の同棲」をどう捉えているのか聞いてみたよ!

Q.彼女と結婚する前に「同棲期間」は必要だと思う?

はい:74.2%
いいえ:25.8%
※有効回答数217件

おおっ、同棲を必要と考えている男性がこんなにもいるとは! 結婚という冒険に打って出るよりも、「もしも」の危険に備えてまずは同棲からってことね。同棲ナシのイキナリ婚で失敗するよりマシってことなのかな。

ではでは、男性たちの同棲に対する考えをさらに紐解いていくよ。

「結婚前の同棲期間は必要」派

生活スタイルを理解できる

・「できるならしたほうがいい。実生活を知って引いてしまうこともあるから。デートのときはすごく綺麗にしてくるのに、部屋の片づけが全然できない人はちょっと引いてしまう」(37歳/その他/クリエイティブ職)

・「お互いの生活リズムを知るためにも必須だと思う。一緒に生活してみて、はじめて見える部分もあると思う」(26歳/医療・福祉/専門職)

結婚する上で「ライフスタイル」は重視するべき項目!! 前もって相手の普段の暮らしぶりや生活習慣を知っておけば、結婚してから揉めることも少なくなるよね。

それに2人の生活リズムを把握できれば、コミュニケーション不足も防げる。生活リズムがちがうと、どんなに好きでも破局につながることもあるし。結婚報告の記者会見ではラブラブだったのに“日々のすれちがい”から離婚してしまう芸能人カップルだって多いんだから。

同棲すると、一緒に住んでお互いが心地よく過ごせる相手か、それともイライラがつのる相手なのかを見極められるってもんよ。

お互いの悪いところを許せるか、たしかめられる

・「これは絶対。お互いの悪いところ・癖が出るから、それを許せて結婚あるのみ」(34歳/建設・土木/技術職)

・「短所も許せるか自分をたしかめるため」(38歳/その他/技術職)

どんな人でも欠点や癖はあるもの。同棲では、それをどれだけ許し合えるかが重要になってくる。

一緒に生活する上で、相手に“してほしいこと”や“してほしくないこと”って必ず出てくるからね。自分にとってすごく嫌なことが、相手にはたいしたことでもなかったり、逆に相手は神経質になることでも自分は気にならなかったりするかもしれない。

結婚したあとで「アンタのこんなところが許せない!」となっても、取り返しがつかないよね(笑)。事前に知っておけば改善の余地はあるかも……。

「結婚前の同棲期間は不要」派

同棲しなくても、ある程度はお互いのことを理解できる

・「同棲しなくても相手の考えや行動を理解できるようになるから」(25歳/機械・精密機器/技術職)

・「お互いのプライベートをよく知っていれば、同棲していなくても大丈夫だと思うから」(27歳/電力・ガス・石油/技術職)

ん~、それはちょっと甘いかな。普段のデートで“性格の不一致”なら把握できるけど、“生活の不一致”っていうのはやっぱり見極めるのが難しいんだよね。

他人同士がひとつ屋根の下で暮らせば「えっ!?」と思うことがいろいろと出てくる。自分とは異なる習慣や生活形式から受けるギャップ。神崎桃子から言わせれば、国によって文化や習慣がちがうのと同じ!

トイレの使い方、洗濯の干し方やたたみ方、服の脱ぎ方、散らかし方、ゴミの仕分けや掃除の仕方……などなど。自分にとっての常識が相手には通用しない、自分が普通にできることが相手には通じないことに驚いたりするわけよ。

デート中には見えてこなくとも、生活してみてはじめて浮き彫りになることがいっぱいある。それを結婚前の同棲期間で知るか、結婚してから知るかのちがいだね。

逆に結婚が遠ざかる!?

・「だらだらと一緒に住んでしまうと、なぁなぁな関係になってしまう恐れがあるからです」(34歳/その他/その他)

・「あと戻りができてしまうと、妥協点を見いだすことが難しくなるから」(32歳/情報・IT/技術職)

そうそう、そこなのよ(笑)。結婚するには情熱や勢いが必要なんだよね~。当初は結婚を視野に入れて同棲をはじめたとしても、いったん落ち着いてしまえば重い腰を上げずにダラダラしてしまうケースは否めない。

そもそも男性の場合は、結婚のタイムリミットや焦りが少ないから、同棲状態のままだってかまわないのかも。同棲=結婚までの猶予を持たせてもらえることでもあるから、女性がしびれを切らしちゃう可能性があるよね。

恋の教訓:彼を甘やかすだけの同棲生活にならないよう、女性が手綱を締めるべき!

一緒に住んじゃえばそれだけで満足する男性は多い。だから、女性にとって「同棲」はリスクも多い!

好きなときにいつでも手を出せる彼女がすぐそばにいて、掃除や料理もしてくれる、しかも家賃折半だったら……もう最高でしょーよ。彼が家賃を多めに出してくれるとか、家事に協力的ならまだいいけど、そうじゃなければ女側の負担が増えるだけの同棲生活になっちゃう。

それに、同棲することで「彼が結婚してくれなくなるかも」ということは懸念しておいたほうがいい。同棲したからって結婚という形の責任を取ってくれるかどうかなんてわからない。

だから、同棲するなら女性が主導権を握るべし! 自分から「○年同棲したら結婚するかどうか決めるからね」って、同棲の期限をあらかじめ設定しておいたほうがいいよ。

“結婚を遠ざける同棲”なんて、女には分が悪いんだから。

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年11月29日~12月4日
調査人数:217人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2019年01月05日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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