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男性が「純粋な女性」と恋愛や結婚をしたがる理由

ぱぷりこ(恋愛コラムニスト)

「純粋な女性が好き」という男性の特徴

「純粋な女性が好き」という男性には、下記の特徴があります。

純粋じゃない

そもそも理想を語る時に「純粋な人がいい」という人自身は、純粋ではありません。純粋な人は、そもそも人を「純粋な人・純粋でない人」と区別せず、「人類はみんな自分と同じように善良だ」と思っています。「皆いい人だよね〜」で済ませるのが純粋な人です。「純粋な人がいい」と求めている時点で、純粋ではありません。

ポジティブな恋愛をしたい

「感動しやすい」「小さいものを愛する」「素直に喜ぶ」など、ポジティブ感情を求めている場合、「楽しい恋愛をしたい」「ポジティブな気持ちを恋愛で味わいたい」と望んでいる可能性があります。この願い自体はまったく悪くないのですが、現実にはお付き合いしていれば、ポジティブな面もネガティブな面も出てきます。このときに、ネガティブな面を「純粋じゃない」と切り捨てるタイプだと危ないです。

男としての自分に自信がない

「純粋な女性」を「交際経験が少ない」という意味で使っている場合、男女交際の経験がないことを男性自身がコンプレックスに思っている可能性があります。「男としての自分」に自信がない人は、ほかの男と比べられることを嫌います。比べられて自信喪失してきたので、これ以上は自信喪失したくないからです。交際経験が豊富な女性と付き合った場合、「過去の男と比べられているのでは」「過去の男のほうがよかったのでは」とコンプレックスが刺激されてしまうので、比べる対象がいない女性を求めるようになります。彼らは「男としてのコンプレックスを刺激されたくない」という気持ちを、「純粋な女性がいい」というキレイな言葉に言い換えています。

支配欲が強い

「純粋な女性」を「交際経験が少ない」「自分の言うことをすぐに信じる」という意味で使っている場合、「まっさらな女性を自分の色に染め上げたい」「自分の理想どおりにしたい」という支配欲がある可能性があります。『源氏物語』で、源氏の君が紫の上に抱いた感情のようなものです。「軽い冗談を信じてからかうのが楽しい」レベルならいいですが、「自分の言うとおりにさせて、自分の理想の女にしたい」レベルの場合、付き合うとモラハラになる可能性があります。

女性に夢を見すぎている

「感情表現が素直(ただしポジティブな感情に限る)」な女性を求めている場合、女性を「優しくて自分にポジティブな感情を与えてくれる存在」と女神化している可能性があります。「女神はウ○コをしない」に近い感情です。恋愛経験が少なかったり、女友だちがほとんどいなかったりなど、リアル女性を知る機会が少ない場合、どうしても「女神ファンタジー」を抱きがち。しかし、「経験がない人は夢見がちで気持ち悪い!」と思うのは早計です。経験が少ない人よりも、それなりに恋愛経験があるにもかかわらず「純粋な女性がいい」と言う人のほうが危ないです。現実の女性と交際した経験があるにもかかわらず「もっと美しい心の持ち主がいるはずだ」と夢を見続けて、幻獣ハンターのように探し求めているからです。100人以上の女性と体の関係を持ちながらも「純粋な女性がいい」という遊び人がいますが、わりと本気で手におえません。

女性に救われたい

「女性に夢を見ている」と似ていますが、さらに踏み込んで「純粋な女性に救われたい」という願望を持っている人もいます。「自分が持っていないものを他人に求め、同化したがる」欲望は恋愛感情の基本なので、それ自体は悪いことではありませんが、「純粋な人がいい、なぜなら自分にないものを持っているから」という人と付き合うことが、女性にとっていいのかは議論する余地があります。

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