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男女の友情は成立する? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「男女の友情」にまつわるアンケート。

「男女の友情」は成立する?

男性の草食化が進んでいる現代において、男友だちは作りやすくなったともいえます。あなたにも、なんでも相談できたり気軽に飲みに行けたりする男友だちの1人や2人いるんじゃない?

しか~し、「彼にはかまえずに済む」「話しやすい」「2人きりでも平気」と、あなたが異性として見てなくとも、彼があなたに何かしらのアクションを起こせば、その友だち関係を続けるのは難しくなるでしょう。

はたして「男と女の友情は成立するものなのか」……今回はそれを探ってみよう。

Q.「男女の友情」は成立すると思う?

成立する:65.6%
成立しない:34.4%
※有効回答数163件

「性別を超えた友情はあるのでは?」と思っている男性は、案外いる模様……。でも結局は男と女、本当に“その関係性”が変わらないのかどうか気になるところ。男性の本音はいかに?

「男女の友情は成立する」派

友情に性別は関係ない

・「一緒にいて楽しいと思うのは、同性だけとは限らないから」(29歳/学校・教育関連/その他)

・「成立しない意味がわからない。男女である以前に同じ人なのだから、固い絆で結ばれていたって不思議ではない。ただし限度はあるが」(23歳/機械・精密機器/技術職)

恋愛に消極的な草食系男子の背中を押して、少子化対策の応援をしたい神崎桃子としては、「女性といることも楽しい」というコメントに妙に安堵感を覚える次第(笑)。“恋愛離れ”が加速しているといわれても、女性といることが苦痛ってわけじゃないのよね。

それならば、女性のほうから自分の隣にいる男友だちに恋愛対象としての目を向けてみては? ときめきよりも“安定感”を望んでいるなら、一緒にいて落ち着ける男友だちを彼氏にするのもおすすめ。彼も「あなたと一緒にいて楽しい」と思っていれば、恋愛に進展する可能性は十分にアリ。

それに、結婚を視野に入れたら手持ちのコマは多いほうが有利(笑)。男友だちをその対象から外す必要なんてないのよ。

自分も「男女の友情」を成立させている

・「サークルなどのコミュニティで完成された仲であれば、できると思うし、実際にたくさんいる」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)

・「自分自身がそうだから。ちなみに今まで呼ばれた結婚式(約20回)の3分の2が女友だち(新婦側の友人として)です」(35歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

ここで注目すべきは、サークルなどで仲よくなったということは、これまで2人きりになる機会はあまりなかったという点……。当然のことながらグループ内の1人の女性と、自分の目の前にいる1人の女性とでは、見え方や接し方は変わってきます。2人きりの空間だとどうなるかは、神のみぞが知ること。

「え、こんなふうに笑うんだ」「こんな気づかいもできるんだ」と、今まで知らなかった一面にドキッとしたり、相手を見直したり……なんてことが起こりうるかも。男性側も、2人きりになると急にやさしくなることもあるんだから。

「男女の友情は成立しない」派

性別が異なる以上、仕方ない

・「意識していなくても、無意識下では異性を気にするもの。オスとメスなのだから」(36歳/学校・教育関連/その他)

・「なんだかんだでお互い異性として気にするのが人間」(28歳/その他/その他)

そうなんだよね。いくら「友だち」って宣言したところで、相手の女性はどうしたって男にはなれないんだもの。

それに男性は“どうでもいい女性”を遊びや食事に誘うことはあまりしないもの。それなのにあえて誘うということは、その女性に何かしらの魅力を感じているから……。ほんの少しでも興味があるからこそ「まずはお友だちから」「とりあえず飲み友だち」というスタンスで誘うことも多いのです。

男性側が下心を持ってしまう

・「異性を100%性欲ナシに見ることは、男が不可能だと思うから」(37歳/商社・卸/営業職)

・「男性側がついつい下心を出してしまうから」(30歳/自動車関連/技術職)

まさにオスとしての素直なご意見! 女性の場合は、相手がまったくタイプじゃなくとも友だちになれます。男として見ていないからこそ2人で会うことも平気なのですが、男性のほうは「絶対ナシ」な女性をまず友だちにはしません。仕事以外のプライベートで2人きりで会うこともあまりないでしょう。

つまり、2人で会っているうちに“オスとしてスイッチが入ってしまうこと”も、絶対ないとは言い切れないのです。

恋の教訓:男性は女友だちを「恋愛対象」として見てしまうことがある!

どんなに男性側が「恋愛感情はない」と言い切ろうが、男と女の友情は、きっかけさえあれば一気に崩れ落ちるもの。

相手が「女であること」に気づけば、どうしたって意識してしまいます。2人きりで会ってくれる、楽しそうに笑ってくれる、自分の話を聞いてくれる、理解してくれる……そんなことから見る目が変わっていくのです。

相手を女性として意識しはじめたら、その感情を止めることはできません。突然のハグや突然のキスは、このようにして生まれてしまうのです!

「男と女の友情」なんて先行き不透明! 心もとない、あやふやものなのよ。

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年9月25日~9月27日
調査人数:163人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2018年10月24日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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