ポジティブな言葉・名言13選! 口癖にして元気になろう
思わず出てしまったネガティブな発言に、自分でもげんなりした経験はないでしょうか。ネガティブな言葉は、言うのも聞くのも嫌な気持ちがします。できればポジティブな言葉を発し、ポジティブに生きたいですね。
ポジティブな言葉にはどんな効果があるのでしょうか。ポジティブな言葉が持つ効果について、心理カウンセラーの高見綾さんが解説してくれました。あわせて、ポジティブな思考や言葉を使えるようになるコツも教えてもらいましょう。
ポジティブな言葉の効果・メリット【恋愛編】
まずはポジティブな言葉が持つ効果について、恋愛と仕事の2シーンに分けて詳しく教えてもらいました。
恋愛に前向きになれる
日頃から前向きに過ごしてポジティブな言葉を使っていると、まわりの人もつられて明るい気分になるもの。ポジティブな言葉が多い人は「この人は一緒にいて楽しい人だな」と思ってもらいやすくなります。
すると人間関係が円滑になるばかりでなく、飲み会やイベントなどのお誘いも自然と増えていくでしょう。その先で出会いのチャンスに恵まれることもありますし、いい男性を紹介してもらいやすくなるはず。
自分自身に対しても「私はキレイ」とポジティブな気持ちでいると、それだけでまとう雰囲気が変わって恋愛に前向きになれる効果があります。
パートナーからも好感を持たれる
意中の男性やお付き合いしている男性がいる場合にも、ポジティブな言葉や態度はプラスの効果があります。
男性は、何かをしてあげたときに素直に喜ぶ女性に好感を持ちやすいもの。たとえば、デートで男性がお店を選んで連れて行ってくれたら「このお店のご飯すごくおいしい。雰囲気もいいね!」などと伝えると男性は悪い気はしないはず。
また、男性の魅力や才能、仕事に対する姿勢など「こういうところ、すごいと思うよ」「素敵だよね」といいところを見つけて褒めるのも、2人の関係をよりよいものにするでしょう。
男性は自分のことを理解してくれていると感じ、『もっと彼女に見てもらいたい』、『もっと褒められたい』と思う傾向があります。
ポジティブな言葉の効果・メリット【仕事編】
次にポジティブな言葉が仕事にもたらす効果です。
やる気や元気を取り戻せる
仕事で失敗して落ち込んだときでも「このやり方ではうまくいかないことがわかってよかった。次、がんばろう!」などとポジティブな言葉を使うと、失敗にいつまでも引きずられることなく、仕事に対して前向きな気持ちになれます。
がんばったのにうまくいかなかったときも「私、よくやったよね」と自分のがんばりをねぎらうことができると、心が落ち着き、やる気を取り戻すことができますよ。
人間関係もスムーズに
職場の人間関係においても、ポジティブな言葉は有効。仕事を手伝ってもらったら、「〇〇さんのおかげで早く終わることができ、本当に助かりました。ありがとうございます」などと伝えましょう。
きちんと感謝の気持ちを伝えることで、相手も『お互いにフォローし合いながら仕事をしよう』という気持ちになるはず。
また、尊敬されていると感じて嫌な気のする人はいないもの。上司の優れた点を見つけたら、「〇〇さんのこういうところ、尊敬しています」とストレートに伝えるのもいい方法です。
部下に対しては、「〇〇のとき、がんばってくれたね」などと、その人のがんばりを『承認』するポジティブな言葉をかけると効果的。このように、ポジティブな言葉を使うことで人間関係がスムーズになり、結果的に仕事のしやすい環境になるのです。
自分が前向きになれるポジティブな一言10選
心理カウンセラーが選ぶポジティブな言葉を紹介します。
(1)「大丈夫!」
不安を落ち着かせる効果があります。自分に対して言い聞かせるのはもちろん、不安を感じている相手に使うのも効果的。
(2)「ありがとうございます」
小さなことにも感謝の言葉を忘れない人は、人間関係がスムーズにいきます。また、「ありがとう」と言うことによって自分も温かな気持ちになりますよ。
(3)「私は運がいい!」
運に恵まれる人は、「私は運がいい!」と自分でも思っているもの。ラッキーなことがあったときに「運がいい!」と言うと、ますます運に恵まれやすくなります。
(4)「がんばったね」
「がんばったね」と自分のがんばりを認めてあげましょう。心が前向きになります。
(5)「今日はいい日になる」
朝起きたら、「今日はいい日になる」と口に出して言ってみましょう。いい気分で一日をスタートすることができます。
(6)「なんとかなる」
不安を感じているときに効果的。結果への怖れを捨て、ベストを尽くそうという気持ちになれます。
(7)「楽しもう!」
プレッシャーのかかることをするときに「楽しもう!」と言うと、張りつめた気持ちがふっと楽になるはず。「楽しもう!」の一言で心に余裕が生まれます。
(8)「感謝です」
ちょっとしたことにでも感謝できると、ものごとがうまくいきます。言うだけで前向きになれる言葉ですね。
(9)「よし、やろう!」
気合を入れたいときは「よし、やろう!」と言ってみましょう。自分の気持ちを引き締めることができます。
(10)「ずっと、うまくいっていい!」
いいことが続いたり、ものごとがうまくいったりしたときに、「次は悪いことが起こるのでは」と不安になる人がいます。「ずっとうまくいってもいいのだ」と自分に許可を与えることで、不安を拭い去りましょう。
ポジティブな気持ちになれる偉人・有名人の名言3選
偉人や有名人の言葉からもポジティブな気持ちになることができます。
「失敗すればやり直せばいい」
「失敗すればやり直せばいい。やり直してダメなら、もう一度工夫し、もう一度やり直せばいい」 by 松下幸之助
電機メーカー「パナソニック」を一代で築き上げた、実業家・松下幸之助のこの名言。
一度や二度のミスでは、決して落ち込む必要はありません。むしろ、失敗を反省して成功につなげることが大切であることを、この言葉は教えてくれます。
「必ずあなたに出来ること、成功できることがある」
「どんなに人生が難しく感じられたとしても、必ずあなたに出来ること、成功できることがあります」 by ホーキング博士
誰にでも、必ず得意なことがあります。
チャレンジの度に失敗を繰り返していたとしても、いつか必ず得意なものに巡り合えるでしょう。希望を忘れずに、どんな時もチャレンジを続けていきましょう。
「悪い人生ってわけじゃない」
「ただ悪い1日なだけさ、悪い人生ってわけじゃないよ」 by ジョニー・デップ
『シザーハンズ』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』など、数々の人気映画でユニークな役を演じ人気を博したジョニー。
良いことも悪いことも経験してきた彼の言葉だからこそ、どんなにつらいことがあっても、それは長い人生の中でのたった1日のことだ、と前向きに受け止めることが大切なのかもしれないと思わせてくれます。
ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換するコツ
恋愛においても仕事においてもいい効果がたくさんある「ポジティブな言葉」。そんなポジティブな言葉を口癖にするためには、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換すると良いでしょう。
次はネガティブな言葉をポジティブに変える方法について解説します。
(1)「今」に意識を集中し負のスパイラルを止める
ネガティブな発想をしていると、芋づる式に過去の嫌なできごとが思い出されて不安や恐怖が増幅し、負のスパイラルに入ってしまうことが多いです。
その状態からいきなりポジティブな発想へと方向転換することは難しいもの。まずは負のスパイラルを止めることを優先しましょう。
過去の嫌なできごとが芋づる式に思い出されてきたら、「今」に意識を集中し、「これは過去のことであって、今の話ではない」と自分にしっかりと言い聞かせてください。
(2)受け身ではなく、主体性を持つ
受け身の発想をしていると、考えがネガティブな方向へ行きがちです。たとえば、カウンセリングをしていてよく聞くせりふに、「嫌われたくない」「うまくいかなかったらどうしよう」「どうしてうまくいかないんだろう」などがあります。
これらを主体的に考えてみると、「相手を好きになろう」「うまくいくために、私は何ができるだろう」と自然とポジティブな言葉に変換することができます。
(3)ポジティブな要素を見つける
同じものを見ていても、ポジティブにとらえる人もいればネガティブにとらえる人もいるもの。両者の差は、ものごとの中にいかにポジティブな要素を見つけることができるかどうかに尽きます。
恋愛なら、パートナーが持つさまざまな特徴の中から、どれだけ長所を見つけてあげられるかが重要。
これは仕事でも同様で、たとえば何かイベントをした際に目標より少ない人数しか集まらなかったとしても、「来てくれた人がいる」という点に注目することができれば「〇人も来てくれた」と自然と感謝の言葉が浮かんでくるはずです。
ポジティブな言葉でポジティブな生き方を!
ポジティブな言葉は、まわりとの人間関係を円滑にするだけではなく、自分の気分までよくしてくれます。
思わずネガティブな言葉や発想が出てきてしまったときには、ポジティブな思考に変換してみたり、ポジティブになれる言葉を口に出して言ってみたりしてはいかがでしょうか。
ポジティブな言葉が口癖になれば、自然と生き方もポジティブになってくるはず。ポジティブな言葉を味方につけて、楽しい毎日を送りましょう。
(文:高見綾、構成:Kaoru Sawa)
※画像はイメージです
※この記事は2018年09月10日に公開されたものです