メリットばかり。自分を知る必要性とその方法
「自分を知る」方法
最後に「自分を知る」方法を見ていきましょう。
(1)まわりの人に自分の価値や魅力について聞く
自分の価値や魅力は、自分では当たり前すぎてわからないものです。
家族や友人などにお願いして、メールや紙に書いてもらいましょう。その際、まず自分から相手の魅力を伝えるようにすると、教えてもらいやすくなります。
(2)自分の感情を書き出す
気持ちがもやもやしたときには、紙に自分の今の気持ちを思いつくままに書き出していきましょう。
それにより、「私はこういうことを思っていたんだ」「これが嫌で悩んでいたんだ」とわかってきます。心が整理されることによってスッキリするという効果もあります。
(3)人と会い、話をする
人とのちがいを通じて自分を発見することは多いです。
「この人はこうだけど、私はこう思う」など、人とのちがいに注目してみましょう。またカウンセラーに話すことでも、より深く自分を知ることができます。
(4)自分の感情を知る手間を惜しまない
私たちは日々さまざまな感情を抱いていますが、その感情を抑圧して「なかったこと」にしてしまうことも多くあります。
感情を抑圧すると自分がわからなくなってしまいますので、うれしい、悲しい、腹が立つ、楽しい、といったどんな感情であっても大切なものとして、自分の心の動きに敏感になりましょう。
(5)「なぜそう思うの?」と自分に問いかける癖をつける
人は自分の見たいように世界を見ています。
ですから、自分が当たり前だと思っていることでも、「なぜそう思うの?」と問いかけてみましょう。そうすることで、思い込みやくせ、固まった価値観に気づくことができます。
「自分を知る」ことはメリットだらけ
「自分を知る」ことで自己肯定感を高め、自分に自信を持ったり、他人との付き合いを円滑にしたりできるとのこと。また、自分がどんな人間なのか知っておけば、パートナー選びにおいても役立つようです。「自分を知る」ことはメリットだらけだといえますね。
自分を知る方法は、高見先生のアドバイスにあるように、まわりの人に自分の価値や魅力を聞いたり、常に自問自答するよう心掛けるといいかもしれませんね。
(文:高見綾、構成:中田ボンベ/dcp)
※画像はイメージです
※この記事は2018年09月10日に公開されたものです