自分らしさに悩む人へ。専門家が教える「見つけ方」
「自分らしさ」は本当に必要なのか
ここまで、自分らしさとは何かについて深堀してきましたが、それを無理に見つけようとすることへの嫌悪を抱く人ももちろんいることでしょう。
自分らしさは人生において、どんな役割を果たすのでしょうか?
「自分らしさ」の必要性
相手に自分のことを理解してもらう必要がある場面では、しっかりと自分らしさを表現できる人のほうが印象に残りやすいでしょう。たとえば就活などでの自己PRのシーンや、初対面の人への自己紹介などです。
「自分らしさ」がわからないと悩む人へ
「自分らしさがない」のもあなたらしさ
「自分らしさがない」と思っていることも、自分らしさのひとつの形です。
自分らしさがないと考えている背景には「自分の意見を述べるよりも、人の話を聞くのが上手」「最前線に立つよりは、縁の下の力持ちが得意」「人を尊重することができる」「抜群の協調性の持ち主」など、何かしらの自分らしさが存在しているはずです。
自分らしさがない人はひとりもいません。
そして、すべての人が素晴らしい魅力や才能を持っています。できないことや持っていないものばかりに目を向けてしまうと、自分のいいところが見つけにくくなってしまいます。自分がすでにできていること、持っているものに気づいて、自分のいいところに焦点を当てるようにしましょう。
それから、何が自分らしいかは簡単に変化するものです。
自分らしさは、自分が「今のどんな自分を『これが私』と認めているか」で変わるので、過去に認めた自分らしさに縛られる必要はありません。
自分の成長に合わせて、自分らしさを更新していくのが自然です。
「これが私の自分らしさだ」と思ったとしても、「やっぱりちがう」と思ったら改めればいいだけです。そう考えたら、気軽に自分らしさを見つけられるのではないでしょうか。
(文:大塚統子、構成:中田ボンベ/dcp)
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※この記事は2018年09月06日に公開されたものです