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悪化する前に! コミュ障の原因と治し方

笹氣健治(心理カウンセラー)

悪化の原因!? コミュ障の人のNG行動とは

上述したように、自分の実力では難しい目標を設定することは逆効果になる可能性が高いです。

あとは、コミュニケーションがうまくいかなくても、深く反省しすぎないこと、自分を責めないことが大事です。

「またやってしまった」「自分はダメだ」と自己否定することで自信がなくなり、コミュ障を悪化させることになってしまいます。

コミュニケーションが苦手で何が悪い?

コミュ障の一番の問題は、コミュニケーションがうまくできないことではなく、コミュニケーションに苦手意識を持ち、そんな自分を否定的にとらえてしまうことです。

世の中には、速く走れる人もいれば、遅い人もいます。運動が得意な人もいれば、絵が上手な人もいます。

コミュニケーションについても、うまくできる人とそうでない人がいる、ただそれだけのことです。

人それぞれ得手不得手があるのは当然のことで、コミュニケーションが苦手だからと言って、それを必要以上に気にする必要はまったくないのです。

あとは理想にとらわれすぎないこと。理想を高く持つのは自分をレベルアップさせるためであり、高い理想のせいで自分を否定することになってしまっては本末転倒です。

高い目標を持ちつつも、できなかったら次がんばればいい、とゆるく考えることが重要です。

人生のつらいところだけを見るのではなく、楽しめるところもしっかり見て、ゆるくがんばってください。

(笹氣健治)

※画像はイメージです

※この記事は2018年09月04日に公開されたものです

笹氣健治(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

メンタルトレーナー・心理カウンセラー
1967年生まれ。国際基督教大学を卒業後、NTT(東京支社)に入社。その後、地元の仙台に戻り、スポーツクラブ「グラン・スポール」の経営に携わる。企業を経営する上で人間心理を理解する必要性を痛感して心理カウンセリングを学び、現在は、ストレスやコミュニケーション問題の解消をテーマにした講演やカウンセリング、目標達成のためのメンタルトレーニングを行っている。『「やる気」のある自分に出会える本』(スリーエーネットワーク)、『仕事の悩みを引きずらない技術』(PHP研究所)など、著書19冊。

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