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再婚したい。幸せな再婚をするための心構えと出会い方

菅谷みき子

おぜきめぐみ

再婚のメリット・デメリット

再婚のメリット

再婚するメリットは男性と女性、また子どもがいるかいないかによってもちがってきますが、いずれの場合にも以下の3点が共通しています。

経済的に安定する

女性で子どもがいる場合はもちろんですが、子どもがいない場合でも、再婚することで生活に必要な支出(たとえば家賃や住宅ローン、食費、光熱費など)を抑制できるというメリットがあります。生活に必要な出費は折半しているという夫婦も現在は多くなっていますが、再婚の場合においてもこの経済的メリットは大きいといえます。

充実感・安らぎが得られる

再婚する際には、以前の結婚生活で経験したことを踏まえて、自分が望む結婚生活をより具体的に直視して相手を選ぶことになるでしょう。離婚というつらい経験から一ひとりになり、そのあと再婚してパートナーのいる生活を送ると、「安らぎが得られた」と感じる場合が多いようです。ちょっとした夫婦喧嘩や生活していく中で起こるトラブルなども含めて、普通に結婚生活を過ごすことへの「充実感」「安らぎ」を得られることも、再婚のメリットのひとつです。

一度結婚した経験が活かせる

再婚する目的をお聞きすると、「子どもの養育のため」「子どもがほしい」「家庭を持って仕事に集中したい」「単純にひとりだと寂しい」など、人それぞれの思いがあります。つまり、再婚を通じて今後の人生をより充実させたいということになるのではないでしょうか。

結婚生活に期待しすぎた、相手との価値観の相違があったなど、離婚の原因はさまざま。しかし、ほとんどの方がおっしゃるのは、相手のことだけでなく「自分自身の寛容な気持ちや思いやり、感謝の気持ちが足りなかった」ということ。再婚の際はその反省が活かせる場面も多いはず。一度結婚した経験そのものが、再婚の最大のメリットとなるのです。

再婚のデメリット

初婚でも再婚でも、結婚の際には2人の間での約束ごと、周囲との関係などの制約、または法的に生じる義務など、ひとりでいるときに比べていろいろとデメリットを感じることが生じます。主な再婚のデメリットをまとめました。

前のパートナーや生活と比較してしまう

再婚する多くの方がおっしゃるデメリットのひとつに、「前の夫(パートナー)や生活とどうしても比較してしまう」ということがあります。誰でも一度経験した結婚生活が基準となってしまうことは理解できます。ですが、その経験をメリットとして再婚時に活かそうという意識を持つことができない場合、再婚はとても大きなデメリットになってしまいます。

両親や子ども、親族との関わりが必要となる

再婚する相手に子どもがいた場合には、親としての責任を新たに負う子どもが増えることに。経済的な負担は当然ですが、親代わりではなく「親」としての信頼関係を構築していく努力が必要となります。また、相手の両親との関係性についても、老後の面倒はどうするか、さらには親族を含めた関係構築も必要になります。これは初婚、再婚を問わず生じるであろうデメリットですが、初婚と比較して再婚の場合は、周囲を含めてよりナーバスになるケースが多いように感じます。

周囲の賛同や理解が得られにくい

年間の婚姻件数のうち、4分の1にあたる約25%が再婚件数となった昨今。とはいえ、一部ではまだまだ再婚にネガティブなイメージを持つ人も少なくないでしょう。特に相手が初婚で自分が再婚というケースでは、相手のご両親からの賛同が得られるかどうかが大きなポイントになるようです。相手のご両親の賛同がない場合、結婚生活がスムーズに送れない可能性も想定できます。それを避けるためには、相手の両親や兄弟、親族などを含めて、再婚前からしっかりとした誠実な対応をする必要があります。

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