仕事が怖い。仕事への恐怖心を克服する方法
仕事への恐怖心を乗り越える方法
では、会社や仕事への不安感を拭い去るにはどうすればいいのでしょうか。原因と対処法を解説してもらいました。
【ケース別】仕事が怖いと感じる原因
新卒のケース
まったくスキルのない状態なので、すべての仕事が怖いと感じるでしょう。しかし、それは当然であり新卒であれば誰でも同じように感じるものです。初めての仕事でも、時間が経ち慣れるにしたがってうまくこなせるようになり、自信がつき怖さも徐々に薄れていきます。
それでも怖いと感じるようであれば、職場の上司や先輩に相談することです。みんな同じ道をたどっているので、自分だけではないと安心できるでしょう。
転職のケース
転職の場合は、自分の今までのスキルが問われます。新卒と異なり、初めからスキルがあると考えられるからです。それなのに、自分の持っているスキルが発揮できない仕事の場合、怖いと感じてしまいます。転職に関しては、一般的に前と同じような仕事に就くケースが多く、経験者ということで賃金を上げてもらえます。しかし、同じ職種に転職をしても会社の求めるスキルと今まで培ってきたスキルが同一とは限りません。そこで転職の際に売り込んだ自分のスキルに自信をなくして、仕事が怖くなってしまうのです。
転職の際に、初めから仕事の内容を確認して経験がない仕事があれば、必ず前もって「ほとんど以前の職場と同じ仕事で自信はありますが、一部の仕事に関してはあまり経験がありませんので努力します」と伝えておけば、心が軽くなると思います。
アルバイトのケース
なぜバイトという働き方を選んだのかと問うと「バイトだと自由だし気楽だから」という回答がよく返ってきます。そのため、気軽にはじめたのに責任を負わされると仕事が怖くなってしまうのです。
アルバイトであれば正社員と異なり、責任の度合いが低いのは当然のこと。しかし人手不足の現在、正社員がいなくてバイトにまで責任を負わせている企業はけっこう多いのが現状です。
そこで、アルバイトをはじめるときには、必ず仕事に関する責任について確認をしておくことが重要です。上司がいれば当然その人の責任となりますが、時に上司がいないケースも多々あります。その場合の責任の所在がアルバイトにかかってくるのであれば、考えるべきでしょう。
仕事の恐怖心を克服するには
仕事に対してスキルを上げる
仕事に対して自信を持つことが最も重要なことなのですが、なかなか難しいのが現状かもしれません。まず、仕事に対する自分のスキルが少しでも上がるように努力をしましょう。仕事のミスをなくす、仕事を効率的に行うよう工夫する、わかりやすく見やすい文面を考えるなど、今まで指導、注意されていた事柄を思い出して、それを克服するように努めましょう。わからなければ先輩や上司に尋ねてみることをおすすめします。
先輩や上司に相談をする
誰でも初めは仕事に対して恐怖心を抱くものです。初めて行う仕事であれば、年齢は関係ありません。そこで、職場の先輩や上司に相談をしましょう。すると「私も初めは怖かったのよ。でも繰り返したミスを自分なりに工夫することで減らして、今ではなんでもできるようになったのよ」などのアドバイスがもらえることでしょう。
仕事を評価してもらう
自分で自分の仕事を評価するのは難しいものです。そこでほかの人(職場の同僚、先輩、上司など)に自分の仕事に対して評価をしてもらいましょう。現在多くの職場は、部下や後輩の仕事を認めたり評価したりという風潮があまりありません。「部下を褒めすぎると図に乗るから、叱るだけにしている」という上司もいるほど。自分の仕事を評価してもらえるのは、年1回や2回の人事評価のときくらいです。そのため、一般的に今の若い人は、上司や先輩から自分の仕事を認めてもらえなくて自信をなくしています。自信がないから、今やっている仕事がこれでいいのか不安になってしまい、怖くなるのです。
そこで、自ら「私の○○の仕事はどうでしたか?」と問えば「とてもよかったよ」「△△の箇所がちょっとわかりにくい」など、評価してくれるはずです。そこでいい評価が聞ければ自信が持てますし、思わしくない評価であればどこをどう直せばいいのかがわかります。すべての仕事にいい評価をもらえたとき、大きな自信となって仕事が楽しくなるはずです。