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一目惚れ結婚は長続きする? 成功と失敗パターンの違い

織田隼人(心理コーディネーター)

パンジー薫

一目惚れ結婚は長続きする?

さて、「一目惚れ」のメカニズムについてわかったものの、結婚相手としてはうまくいかないのではないか……と、ネガティブなイメージをまだ払拭できない人もいるはず。一目惚れした相手(一目惚れされた相手)と結婚した場合、その関係は長続きするの? 織田さんの見解を聞きました。

一目惚れ結婚は‟交際の仕方次第”で長続きする!

一目惚れによる交際や結婚は「外見重視」で成立するケースが多いため、一目惚れでない場合に比べて破局するまでが早いと言えます。なぜなら「出会い」の時点で気持ちがピークに達し、その後は落ちていくだけ……ということが多いから。また、相手に惹かれた理由がほぼ「外見」のため、相手の内面を知ってから交際に至ったケースと比べると、ほかに魅力的な異性が出てきた際に浮気や心変わりをしやすい面もあります。

では、一目惚れによる結婚は決して長続きしないのかというとそうではありません。好きになったきっかけが外見であっても、その後の付き合いの中で外見以外の魅力を相手に見出せるか、またはいかにお互いを理解できるかどうかが重要なのです。つまり、一目惚れ結婚が長続きするもしないも本人たち次第であると言えるでしょう。

「一目惚れ結婚」がうまくいくパターン

私たちのイメージに反し、付き合い方次第で「一目惚れ結婚」は長続きするということ。では、具体的にうまくいくのはどんなパターンなのでしょうか?

パターン1:交際期間が長い

先ほどもあったように一目惚れはあくまでもきっかけに過ぎません。半年以上じっくり付き合ってから結婚したというケースはうまくいく可能性が高いと言えるでしょう。これは外見だけでなく、内面についてもよく知っている状態で結婚に至るためです。

パターン2:友達や親族からの紹介

一目惚れした相手が、友達や親族から紹介された相手である場合もうまくいくパターンです。なぜなら自分と相手をよく知る人物が「この2人は相性が良いだろう」と、内面を含めた相性を担保して引き合わすことが多いから。このため、一目惚れした相手であってもうまくいくことが多いと言えるでしょう。

パターン3:男性の一目惚れで、付き合うまでに時間をかけた

男性が一目惚れをして、さらに付き合うまでに時間がかかったケースも長続きしやすいパターンと言えます。女性への投資期間が長いと男性は、「自分はこれだけ投資して手に入れた彼女(奥さん)なのだから大切にする」という意識が生まれやすいのです。

「一目惚れ結婚」がうまくいかないパターン

パターン1:結婚までのスピードが速すぎる

一目惚れからはじまる恋愛は、進展に勢いがありスピード結婚に至ることも少なくありません。しかし、この場合結婚してからお互いの内面を知り合うことになり、「こんな人だったなんて……」と相手に幻滅してうまくいかなくなるパターンが多いのです。

パターン2:男女ともに一目惚れだった

どちらか一方ではなく、男女ともに一目惚れして結婚した場合もうまくいかないパターンのひとつ。なぜなら、お互いが相手の外見以外を見ようとせず、相手をよく知らないまま結婚してしまうことが多いから。そして、結婚後に相手の内面を知って幻滅する……ということになりかねません。

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