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【漢方ビギナーQ&A】漢方薬は苦いって本当? 苦手な人でも飲める飲み方のコツ

岸本京子

伊藤康江

コンデンスミルクにチョコ!? 漢方薬を飲みやすくする方法

「どうしても味が苦手……」「顆粒だと飲みにくい」などのお悩み。そんな初心者に向けた飲み方ってあるの? ここでは、飲みやすくする方法について探ってみます。

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そもそも漢方薬に錠剤はあるの?

もともと漢方薬は水の中に刻んだ生薬を入れて、煮詰めてから茶こしでこして飲むという湯液療法が主流でした。エキス剤と呼ばれる顆粒になったのはここ数十年のことです。

現在、保険適用されている漢方薬には、顆粒、丸剤、錠剤、カプセルがあります。とはいえ、ほとんどが顆粒。もし顆粒が苦手な方は、錠剤がないか医師に相談してみるのもよいでしょう。市販ではゼリー状の漢方薬も販売されています。

顆粒の漢方薬を飲みやすくするには

漢方薬の多くは、インスタントコーヒーのように、顆粒をお湯に溶かして飲みます。ですが、その味を苦手に感じる人もいるでしょう。とはいえ、苦いからと言ってジュースやお茶、コーヒーなどで飲むのはおすすめできません。生薬の吸収が悪くなるので、なるべく避けましょう。

オブラートで包むという方法もありますが、漢方薬は香りも効果のひとつなので、できれば包まないほうが望ましいです。もし包む場合は、包んだあとに1回オブラートを水に軽く浸すと、口の中にくっつかず飲みやすくなります。

市販されているゼリーに包んで飲むのもおすすめです。レモン味などの味付きなので、飲みやすいでしょう。またどうしても飲めないという方には、漢方薬を水で練ってコンデンスミルクやチョコレートソースなどと一緒に服用する方法もあります。ただ、あくまで薬を処方した医師の指示に従ってくださいね。

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