ダイエットで頭痛が起こるってホント? 原因と対処法
ダイエット中に頭痛になったときの対処法
頭痛を引き起こすダイエットを続けることで、体にはどのような症状が現れるのでしょうか? また頭痛になってしまったときの対策について、伊藤先生に解説していただきます。
頭痛を引き起こすダイエットを継続したらどうなる?
頭痛の悪化、低血糖による無気力や倦怠感、吐き気、発汗、動悸、手の震え、顔面蒼白、生理不順、貧血、血圧低下、立ちくらみなど、さまざまな症状が起こりやすくなります。ひどい場合は、意識障害が起きることも。
ダイエット中に頭痛になったらどうすればいい?
ダイエットが原因の頭痛の場合は、頭痛薬を飲んでもあまり効果がありません。まずは低血糖を改善するために、糖分を摂ることが大事です。しかし、急に食生活を変えると、胃や腸に負担がかかり、体が受け付けないこともあります。まずは、ハチミツや天然のメープルシロップなどの精製されていない糖分を補給しましょう。
精製されていない糖分は、血糖値を緩やかに上昇させるうえ、ミネラルを多く含んでいるのでおすすめです。それに対して、精製されている糖分(グラニュー糖・ザラメ糖など)は体に吸収されやすい分、急激に血糖値が上がるため、今度は血糖値を下げるためにインスリンが急激に分泌され、また血糖値を上げるために甘いものが食べたくなるという悪循環に陥ります。細胞の老化も促し、肌荒れなどの原因にもなるので、普段から白いお砂糖ではなく、精製されていないハチミツや天然のメープルシロップ、黒砂糖、きび砂糖などを使うといいでしょう。
ただし、頭痛が起きたときにハチミツやメープルシロップがすぐ手元にあるとは限りません。そんなときは、応急処置としてチョコレートで糖分を補給してもOKです。食事を規則正しくとって、空腹の時間を空けすぎないのもポイントです。