冷え性や末端冷え性の原因と対策方法
冷えを放置するとどうなる?
身体が冷えてつらいと思っていても、つい病院へ行くのをあとまわしにしてしまう人もいますよね。身体の冷えを放置するとどうなるのか、小杉先生に教えていただきました。
小杉:ひどい月経痛や生理不順、ストレスの増加などを引き起こす場合があります。また、冷えという症状に隠れている可能性がある病気は以下の4つです。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの分泌が低下する病気で、代謝が落ちてコレステロール値が上昇します。
膠原病(こうげんびょう)
自己免疫疾患といって、ウイルスや細菌をやっつけるために働く自分の抗体が、自分を攻撃してしまう疾患です。
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
背骨が背中の神経を圧迫することによって、下肢に痺れが出る病気です。下肢の冷え性の原因となる場合もあります。
閉塞性動脈硬化症
下肢の血管が動脈硬化の進行によって狭窄し、血流低下を起こすことによって生じます。喫煙歴のある男性に多い疾患です。