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オイリー肌(脂性肌)を改善する方法

三輪菜つ美

オイリー肌(脂性肌)の改善方法

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オイリー肌になってしまうと、テカリやベタつきといった不快な症状が現れるようです。それでは、オイリー肌を改善するためにはどうすればいいのでしょうか。オイリー肌の改善に必要なスキンケア、メイク、食事、生活習慣について、三輪先生にアドバイスしていただきました。

オイリー肌(脂性肌)の改善に効果的なスキンケア

三輪:オイリー肌の改善に必要なスキンケアのポイントは3つです。

皮脂を取りすぎない

脂が気になるからといって皮脂を過剰にふき取ってしまうと、肌が乾燥して余計に皮脂が分泌されてしまいます。

優しく洗顔する

皮脂を落とそうとして、何度も顔を洗ったり、ゴシゴシ強い力でこすることは逆効果です。朝は洗顔料を使わずに、33℃~35℃のぬるま湯で優しく洗いましょう。

保湿をしっかり行う

オイリー肌だからこそ、乾燥には注意が必要です。肌の潤いを保つために、洗顔後はしっかりと保湿をしてください。

また、皮脂で詰まった鼻の毛穴が気になるからといって、無理に押し出したり、ピンセットで取り出そうとしたり、毛穴パックで無理やり取り出すのはやめましょう。刺激や摩擦によって、肌荒れや色素沈着を起こします。

オイリー肌(脂性肌)の改善に効果的なメイク

三輪:オイリー肌の人は、厚塗りのファンデーションはやめてください。毛穴を塞いで目立たなくする化粧下地や、カバー力の強いファンデーションを厚塗りすると、毛穴が詰まってしまいます。ファンデーションは薄くして、その分ポイントメイクを心がけてください。アイメイクをしっかりしたり、リップメイクに力を入れると、周りの人の視線がオイリー肌に行かなくなるのでおすすめです。

オイリー肌(脂性肌)の改善に効果的な食事

三輪:食事としては、脂質の過剰摂取に気をつけてください。特に飽和脂肪酸を含むバターや牛脂、肉類は、毛穴の詰まりの原因となります。また、血糖値を急激に上げる食品(高GI食品)である小麦粉、白米、加工されたパンや麺類、ケーキ、クッキーなどはできるだけ摂らないようにしましょう。血糖値が急激に上がると「インスリン」と呼ばれるホルモンが分泌され、インスリンが皮脂線を刺激して、皮脂の分泌を促進させます。

オイリー肌(脂性肌)の改善に効果的な生活習慣

三輪:睡眠不足、不規則な食生活、ストレスに十分気をつけてください。男性ホルモンが活発になると皮脂が出やすくなりますが、生活習慣を正せば、全体のホルモンバランスが改善されて皮脂分泌も正常に働きます。

また、身体にストレスがかかると、ストレスに対抗しようとして「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが分泌されます。コルチゾールは皮膚に働きかけて、皮脂の分泌を促進します。さらに、ストレスによって副腎から分泌される男性ホルモンも、皮脂の分泌を促進させる作用があります。自分なりのストレス発散方法を見つけて、できるだけストレスのかからない生活を送りましょう。

次ページ:オイリー肌(脂性肌)の人のNG行動

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