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恥ずかしがり屋の原因と克服法

髙木希奈

「恥ずかしがり屋」を克服する方法

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高木先生によると「恥ずかしがり屋」は病気ではないため、無理に克服する必要はないということでしたね。しかし「恥ずかしがり屋」の人の中には、「人前でもじもじしてしまう自分をなんとかしたい!」と思う人もいるでしょう。そこで最後に、「恥ずかしがり屋」を克服する方法について紹介します。

(1)小さな目標の達成を積み重ねる

恥ずかしがり屋の原因のひとつは、「自分に自信がない」ことです。そこで自分に自信をつけることからはじめましょう。急に自信をつけるのは難しいので、小さな達成(成功体験)の積み重ねから、徐々に自信をつけていくのがおすすめです。たとえばなるべく駅の階段を使わないで歩く……など。達成できないと、失敗体験が重なってまた自信を喪失してしまうので、必ずできる目標を立てましょう。

目標が達成できたら、思いっきり自分のことを褒めてあげるのがポイントです。他人ではなく自分で自分を褒めてあげることで、他人の目や評価を気にしない、ぶれない評価軸が自分の中にできてきます。

また、目標は少しずつ上げていってください。一気にハードルをあげてしまうと、達成できずに自信を失ってしまう恐れがあります。そこで「ちょっと頑張ればできそう」なレベルに、目標設定を上げていきましょう。

(2)ストレスをためない

恥ずかしがり屋の人は、つねに失敗することや他人からの目に恐怖・不安を感じているので、リラックスタイムを設けてストレスを解消するのも大切です。自分の好きなことや趣味に没頭したり、エステやマッサージに行ったり……。そうすることで、不安や緊張が和らぎます。

また、緊張している時は表情もこわばりがちです。鏡を見ながら笑顔の練習をしてみましょう。何度も行っているうちに、普段からその表情が自然と出てきます。少し余裕が出てきたら、職場で自分から積極的に挨拶をしてみましょう。挨拶は、人間関係を円滑にする一番の薬です。

(3)ささいなことにも感謝する

「ありがとう」という感謝の言葉をたくさん口にするのもおすすめです。恥ずかしがり屋の人は、自分の言動によって相手にどう思われるか不安を抱いていますが、「感謝の言葉」を言われて悪い気のする人はいませんよね。だから「ありがとう」は積極的に発してください。相手はもちろん、自分も前向きで明るい気持ちになるでしょう。

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