【ダメ女研究塾】実家暮らしは危険!?「母親に恋愛相談をしてしまう女」がダメな理由
「交際が長続きしない」「ダメ男にばっかりハマってしまう」など、結婚を意識しはじめたアラサー独身女性の悩みはつきないもの。そんな恋愛のお悩みから、多くの離婚・男女問題を解決してきた弁護士・堀井亜生先生が結婚で失敗しがちな「ダメ女」の特徴を解説します。「婚活がなかなかうまくいかない……」と不安に思ったら、まずは自分が「ダメ女」に当てはまっていないかチェックしてみて!
今回のお悩み「母親に恋愛相談をしてしまう女」
今年で32歳になる私は、一般事務の仕事をしながら実家で暮らしています。そろそろ結婚して家を出なくてはと焦りを感じる一方で、母親と友だちのように仲がいい私は、今の生活を心地よく思っているのも事実です。恋愛経験はあまりなく、これまで交際した男性はひとりだけ。彼のことは好きだったのですが、母親からのウケがとても悪く、それが気になって別れてしまいました。それ以外にも、好きな人ができたときなど、何かあったときはいつも母親に相談してきました。母親の意見が気になって自分の意志で恋愛することができない私は、ダメ女でしょうか?
お悩み解決策
「人生の決断を母親に委ねてしまうダメ女です! できるだけ早く母親離れするようにしましょう」
家族と仲がいいのは、もちろん素晴らしいことです。ただ、あなたは、お母さんと長く一緒にいすぎたために、自分の価値感がなく、「お母さんがどう思うか」しか考えられない状態になってしまっているようです。このままでいると、将来お母さんが亡くなったときに、あなたは自分のことを自分で決められないままで取り残されてしまうことになります。最近はこのような原因で独身となっている女性も多いようです。あなたがもし、「独立したい」「結婚したい」と思っているのであれば、できるだけ早く、母親離れ、子離れをする必要があるでしょう。
「結婚がしたいなら、ひとり暮らしをしてみましょう」
もっとも、あなたが実家暮らしが心地いいと思っているのと同じく、お母さんも同じように、娘が実家にいてくれるのをどこかで心地いいと思っているはずです。このような状況では、実家住まいを続けたままで“母親離れ、子離れ”をするのは難しいでしょう。まずはひとり暮らしをして、お母さんと距離を置いてみるのもひとつの方法だと思います。
ひとり暮らしをして、いろいろと考えごとをしたり、寂しさを埋めるために友だちと会ったりして行動範囲を広げていくうちに、いいなと思う男性に出会えることも多いです。実家でお母さんとべったりしていては、生活や自分の考え方に変化が起こらないので、なかなかいい人に出会えなくなってしまいます。
もっとも、ひとり暮らしをしたとしても、メールや電話でお母さんに恋愛相談をしてしまったら同じことです。実家暮らしの女性でも結婚している人はたくさんいます。多くの適齢期の女性は、恋愛相談を母親にすることは、気恥ずかしいことなのであまりしていないはずです。でも、あなたは、お母さんに相談してしまう。もしかしてあなたは、「こういう人と付き合いたい、結婚したい」という判断基準をもっていないのではないでしょうか。だから、お母さんに価値判断を求めてしまうのかもしれません。この「お母さんが正しい」という考え方から脱却するためには、あえて反対された人と付き合ってみるという方法もありますが、まずはどういう相手と付き合いたいのかを自分でしっかり考えないと、おそらく結婚するのは難しいでしょう。
恋愛や結婚をするのはあなた自身であって、お母さんの相手を探しているわけではありませんよね。お母さんは誰よりもあなたのことを心配してくれるかもしれませんが、あなたを手放したくないがゆえ、恋愛・結婚することを否定する言動をとることもあります。あなたの人生を決めるのはあなた自身です。自分の人生の大事なことを「私にはわからないから」と他人に決めてもらっていては、とても大人とは言えません。恋愛に限らず、「お母さんが正しい」という考え方を捨てて、自分の意志で物ごとを決められるようになりましょう。
「母親に恋愛相談をしてしまう女」研究まとめ
(1)なんでも母親に相談していると、将来自分で何も判断できなくなってしまう。
(2)心地よい実家をあえて出て、ひとり暮らしをするべき。ひとりでいると出会いも増える。
(3)自分の人生について決めるのは自分だけ。「お母さんが正しい」という考え方は捨てましょう。
(監修・文:堀井亜生)
※この記事は2016年10月09日に公開されたものです