
【カラダのお悩み】もはや現代病!? パソコン使用による“かすみ目”の対処法5つ
身体の不調は老化への第一歩! 専門家監修のもと、不調のメカニズムを解明し、健康的なキレイ女子になるための解決方法をお届けします♪
仕事や作業で長い間パソコンに向かい続けていると、目がかすんでつらいと感じることはありませんか? 今回は、「かすみ目」の対処法と、放っておくとキケンな理由について、眼科 松原クリニックの松原 正裕先生にお聞きしました。
◆今回のお悩み
仕事で長時間パソコンを使っているため、午後にはかすみ目や乾きがひどくなっている。目薬以外で、目の調子を戻す方法が知りたい。(27歳/その他/事務系専門職)
◆「かすみ目」の原因って?
「かすみ目」は、目のピント調節力の低下から起こっています。
目のピント調整は、レンズの役割をする水晶体と、水晶体の厚みを調整する毛様体筋と呼ばれる筋肉が担っています。遠くを見るときは、毛様体筋がゆるんで水晶体を薄くし、近くを見るときは毛様体筋が収縮して水晶体を厚くして、ピントの調整を行っています。
ところが、長時間近い距離でパソコンのモニターを見続けていると、水晶体が緊張し毛様体筋が疲れてしまいます。その結果「調整緊張」という状態になり、ピントの調整力が低下。目がかすむ、目が乾くなどの症状が現れます。
かすみ目によるストレスから、不眠や、頭痛、肩こりが引き起こされることも。「目が疲れたら休めば大丈夫」と思っている人も多いかもしれませんが、「かすみ目」の原因が病気である可能性もあるので注意が必要です。目の病気にはさまざまな種類がありますが、白内障や緑内障、閃輝性暗点(せんきせいあんてん:視界の中心がチカチカと輝いて目の前が見えづらくなり、その後片頭痛が起こる症状)などが起こっている場合もあります。重篤な場合は失明の危険性もあるので、目のかすみを放置してはいけません。
視野が欠けて見える、光が異常に眩しく感じるなどの症状を感じたら、必ず医師の診断を受けるようにしましょう。
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