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専門家 スキンケア

肌荒れの種類とその対策法

ニキビや赤み・乾燥、湿疹など、肌荒れすると人に会うのが億劫になったり、外出するのも嫌になってしまいますよね。肌荒れ対策は、各症状によって異なるので一見複雑なようですが、その対処法は生活習慣を変えるだけで改善されるなど意外とシンプルだったりします。北青山Dクリニックの福永麻紀先生に「これは効く!」という改善法を聞きました。

ニキビや赤み・乾燥、湿疹など、肌荒れすると人に会うのが億劫になったり、外出するのも嫌になってしまいますよね。肌荒れ対策は、各症状によって異なるので一見複雑なようですが、その対処法は生活習慣を変えるだけで改善されるなど意外とシンプルだったりします。北青山Dクリニックの福永麻紀先生に「これは効く!」という改善法を聞きました。

肌荒れ

肌荒れの原因と時期は? 「肌荒れに関するアンケート」結果

生理前後や季節の変わり目など、肌荒れの原因にはいくつかパターンがあります。そこで実際にどんなときに肌が荒れるのかアンケートをとってみました。

「肌荒れに関するアンケート」結果

アンケートの結果、なんと半数以上の方が「季節の変わり目」(57.1%)に肌荒れを実感しているようでした。つづいて「ストレス」(30.3%)や「生理前・生理後」(32.0%)、そして「冬など乾燥する時期」(32.6%)も、肌が荒れる原因として多くの人が感じているようです。

原因別肌荒れ対策法

以上のことから、「肌荒れ」といってもいろんな原因で起こっていることがわかりました。では、各原因ごとに、なぜ肌荒れが起こるのか、またその対策についてどうすればいいのか、見ていきましょう。

季節の変わり目の肌荒れ

57.1%の人が肌荒れをすると回答した「季節の変わり目」による肌荒れは、季節による気温の変化が肌にストレスを与えることが原因。代表的な症状としては、ニキビができやすくなったり、肌が敏感になっていつも使っている化粧品が合わなくなり、皮膚炎のような症状が出ます。

特に気にしてほしいのが「気温差」です。季節による気温の変化に限らず、真夏に野外から、5度、ときには10度以上も温度差のある冷房の効いた環境に移動したり、逆に暖房が効いた場所から、急に冷たい外気にさらされたりすると、肌は多大なストレスを受けます。また、このような温度差によるストレスは自律神経にも影響を及ぼし、それが身体全体の不調にも通じてしまいます。

対処法

季節の変わり目による肌荒れには、まず、自律神経の乱れになる生活習慣を改めること、ストレスを上手に解消することを目指してみましょう。たとえばゆっくりお風呂に入りリラックスする、3食の食事の時間をしっかり決めてとるなどがおすすめです。お肌のケアでは、摩擦の少ないクレンジングで洗顔することや、刺激のないシンプルなケアを心がけましょう。

冬など乾燥する季節に起こる肌荒れ

多湿な日本でも、湿度が50%を切る日が多くなる「冬」は要注意。外からの刺激を防ぎ、肌内部の水分を保っている角質層(皮膚のバリア)は、冬の乾燥によって破壊され、皮膚炎を起こしやすくなってしまうためです。バリア機能が壊れるとかゆみ、乾燥が始まり、放っておくと湿疹ができることも……。アンケートでも32.6%の人が、「冬など乾燥する時期」の肌荒れに悩んでいます。

対処法

皮膚のバリア機能が壊れる主な原因は「乾燥」ですから、まずお肌の保湿を行いましょう。また、寒さにより血行が悪くなることや、生活習慣の乱れもバリア機能に悪い影響を与えるので、生活の見直しも併せて行いましょう。

花粉時期の肌荒れ

毎年、多くの花粉が飛散する春先は、肌荒れを引き起こす原因の一つ。アンケートでは13.7%の人が「花粉時期」に肌荒れを実感しています。花粉症の症状としてくしゃみや鼻水、目のかゆみなどがありますが、実は肌にも影響が。目の周囲やあご、首などにかけて皮膚のかゆみ、赤み、乾燥やブツブツなどが現れたら「花粉症皮膚炎」かもしれません。くしゃみや鼻水などの症状がなくても、毎年、花粉の季節に肌が荒れる人は花粉症皮膚炎を疑ってみましょう。

対処法

「花粉症皮膚炎」を防ぐには、肌のバリア機能を高めることが何より大切です。またそれと同時に、できるだけ肌に花粉が接触しないよう、顔をさらさらした状態に保つファンデーションを使うなども有効です。とはいえあまりにも症状が重い場合は皮膚科を受診しましょう。ステロイド外用薬や抗アレルギー剤の服用で症状を軽減させることが可能です。

生理前・生理後

32%の女性が実感している「生理前・生理後」の肌荒れ。ではなぜ生理前後に肌が荒れるのでしょうか? 原因はホルモンのバランスの変化にあります。排卵後から生理開始までの間、女性ホルモンである「プロゲステロン」の分泌量は増えるのですが、このホルモン、分泌されすぎると皮脂の分泌量が過剰になり、毛穴のつまり、ニキビを引き起こすのです。

一方生理後にはプロゲステロンは減少し、代わってエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が増加。エストロゲンは肌の調子をととのえる作用を含んでいるため、通常生理後に肌の調子がよくなる人が多いのです。

しかし、まれに生理後にも肌荒れが治らないという人もいます。ホルモンバランスが乱れ、エストロゲンの分泌量が少なくなるなどの不調を引き起こすからです。

対処法

基本的には一般的なニキビ治療と同様の方法で改善します。まずは保湿や適切な洗顔を心がけましょう。また、ホルモンバランスが関係しているため、産婦人科でピルを処方してもらうと改善される方もいます。まずは保湿、洗顔をしっかり行い、肌に刺激を与えないという方法でケアしてみましょう。

日焼け後に起こる肌荒れ

晴れの日に限らず曇りの日や雨の日にも降り注いでいるという紫外線。日焼け止めを塗らずに外出する女性は少ないと思いますが、汗などで日焼け止めが落ち、気がついたら「日焼けをしていた!」なんてことありますよね。アンケートでは、そんな「日焼け後」に肌荒れすると9.7%の人が回答しています。日焼けは簡単にいえばやけどをしているのと同じことなので、紫外線によるダメージはあなたが思っている以上にあります。

対処法

紫外線はコラーゲンを破壊してしまうため、肌の水分が失われてしまいます。軽い日焼けならば、いつもより保湿効果の高い化粧水などで潤いを与えましょう。ただし、日焼けした直後で皮膚が炎症を起こしたように赤く熱を持っているときはまず冷やすこと。あまりいろいろな化粧品を使わず、とにかく熱を冷ましてからケアしましょう。また、あまりにも日焼けがひどく、重度の炎症状態になった場合には皮膚科を受診しましょう。この場合の治療には、ステロイド剤を使うこともあります。

ストレスで起こる肌荒れ

肌荒れの原因として30.3%の人が実感している「ストレス」は、長い間さらされると自律神経の働きが乱れ、血流が悪くなって肩こりや頭痛が引き起こされることがあります。さらに血流が悪くなることで肌の機能が低下するだけでなく、身体全体の免疫力が低下。消化が悪くなったり、夜眠れなくなったりすることも肌ストレスに拍車をかけます。

対処法

いちばんいいのはストレスから解放されることですが、なかなか簡単にはいかないもの。そこでストレスの原因そのものの解決が難しいときは、以下の方法を試しましょう。

・良質な睡眠

寝る前にお風呂に入りリラックスし、副交感神経を優位にする工夫をしてぐっすり眠るようにしましょう。

・質のいい食事

ストレスでやる気が無くなり買ったお弁当や外食ばかり、寝るためにお酒……という悪循環から離れましょう。繊維の多い根菜や、手羽などコラーゲンを多く含む鶏肉、またビタミンの豊富な果物などをとり、刺激物は控えましょう。

睡眠不足

「睡眠不足」による肌荒れを実感している人は24%。肌のゴールデンタイムは22時〜2時といわれますが、ライフスタイルによってはその時間帯に寝るのが難しい人もいます。もっとも肌にいいホルモンは入眠後3〜4時間後に出るといわれているので最低でもそれ以上は睡眠を確保したいもの。また、睡眠不足はターンオーバーのサイクルを乱し、肌荒れを引き起こす原因になります。

対処法

ストレスの項でも記したとおり、副交感神経を優位にし、リラックスして眠れる環境を作ることが大事です。ベッドに入ってからスマホを見るのはやめましょう。ブルーライトは脳を覚醒させてしまうので、眠りにくくなってしまいます。できれば眠る3時間ぐらい前から部屋を暗めにして間接照明などで過ごし、眠る準備をととのえましょう。

食生活が乱れたとき

暴飲暴食した翌日の化粧ノリの悪さは誰しも経験済みでしょう。13.1%の人が、肌荒れの原因に「食べ物」と回答しています。それ以外でも、食事の時間が不規則になったり、刺激物や油もの、加工品や炭水化物ばかりで、繊維やビタミンが少ない食事を続けていると、てきめんに肌に現れてきます。身体は「食べたもの」で作られるため、身体にとって負担が多いものを食べ続けると、肥満や肌荒れという形で返ってきます。

対処法

まず、できる限り決まった時間に食事をすること。また、ストレスの項にも記したように、質のいい食事をとることを心がけましょう。出来合いのものも、味の濃いものや揚げものなどは避け、健康に配慮した食品を選ぶようにしましょう。

便秘

便秘が続くとニキビができる、という方は多いのではないでしょうか。アンケートでも10.3%の人が、便秘が原因で肌荒れすると回答しています。便秘が続くとおなかがゴロゴロしてガスが腸内を移動したり、ガスが頻繁に出るようになりませんか? これは、体内から出ていけない便が腸内で腐敗することで善玉菌が少なくなり、悪玉菌が増えてガスや有害物質が発生するようになるからです。排出されないガスや有害物質は腸壁から吸収されて体内へと循環し、皮膚から汗などと一緒に体外に出ていくようになるのです。この処理が間に合わなくなると、肌に悪影響が出てニキビなどの肌荒れとなります。

対処法

食べる量が少なく、繊維をとっていないことが原因の便秘は、食生活で改善されることが多いですが、問題は自律神経の乱れによる便秘です。いつもはきちんと排便があるのに、旅先では便秘がちな人は環境が変わったことによるストレスなど、自律神経の乱れが関係しています。たくさん水分をとったり、ヨーグルトドリンクを飲むほか、おなかに手を当てて円を描くようにマッサージしてみるのも効果的です。

スキンケアやメイク製品が合わない

スキンケアしているつもりで、肌に合わない製品を使っていると逆に肌荒れを起こすことになります。9.1%の人が「スキンケア・メイク製品が合わない」ときに肌荒れすると回答しています。

対処法

湿疹やかぶれなどの症状が出たときには、使った状況を記録してどの製品が原因なのかを突き止め、その製品を使わないようにしましょう。また、化粧品が毛穴に残り、毛穴をふさぐことでニキビができることもあるため、疑わしいものは使用をいったんやめて様子を見ましょう。それでも原因がわからない場合は簡易パッチテスト(疑わしい製品をひじの内側など柔らかい場所に10円玉大塗り、24時間様子を見る)をしてみましょう。

その他(アレルギーなど)

1.1%の人が「その他」と回答した肌荒れの原因には、特定の物質、動物、食べものによるアレルギーなどがあります。症状としては、アレルギー対象物に触れたときに、皮膚炎を起こす場合があげられます。

対処法

アレルギーの場合は原因となる物質を避けることでおさまります。皮膚科やアレルギー外来で血液検査を行えば、自分がなんのアレルギーを持っているのか知ることができるので、検査を受けた上で、アレルギー対象物を避けるようにしましょう。

ちょっとしたことで起こる肌荒れ。その原因を突き止めて、それぞれの原因に応じた対処法できれいな肌を取り戻しましょう!

取材協力してくれたのはこの人!

福永麻紀先生

慶応義塾大学医学部卒業後、同大学皮膚科学教室に入局。浦和市立病院皮膚科、練馬総合病院皮膚科を経て、現在は北青山Dクリニックフォーラムに在籍し、皮膚科治療を中心に診療をしている。下肢静脈瘤のなかでもレッグベインと呼ばれる細かい網目状の血管に対するレーザー治療を中心に、ニキビ治療、肌荒れ、脱毛などの相談も男女問わず行っている。患者さんの要望をよく聞き、それぞれに寄り添った診療を心がけている。

北青山DクリニックHP:http://www.dsurgery.com/
DクリニックフォーラムHP:http://www.dclinicforum.com/

(取材協力:福永麻紀、文:マイナビウーマン編集部)

※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数175件(22歳~34歳の働く女性)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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