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仕事で怒られた! 人前で泣かない方法3つ

秋カヲリ

中田ボンベ@dcp

人前で泣かない方法って?

もし会社で怒られてしまって泣きそうになった場合、どうすれば人前で泣かずに済むのでしょうか? 人前で泣かない方法を萩原先生に聞きました。

怒られたときに泣きたくなるのはなぜ?

怒られたときにはストレスを感じますから、そのストレスを解消するために人は泣きます。反対に言えば、怒られてもストレスを感じなければ泣きません。たとえば、怒られることに対して「怒られて当たり前だな」という納得感があったり、怒られても「まあいいか」と気にならなかったりすれば、涙は出てこないでしょう。

つまり、怒られて泣きたくなるのはなんらかの疑問や不満、悲しみや怒りなどを抱えて「どうしてうまくいかないのだろう」と感じているときです。涙の原因になっているストレス源を把握し、自分で正しく対処できれば自然と泣かなくなるでしょう。

仕事中、泣かない方法はある?

(1)今の状態を受け入れる

仕事で泣いてしまうときは、「もっと評価されたい」「もっとわかってほしい」「もっと仕事ができるようになりたい」といった欲があり、それが叶えられないときの落胆や悲しみ、悔しさがストレスになります。つまりこうした欲を抑えれば、涙の原因になっているストレスを軽減できます。

欲を止めるには、今の状態を受け入れる必要があります。「自分は今のままでも大丈夫」「今の職場環境でも十分満足」「今の人間関係も悪くない」というように、現状をよいものとしてとらえるのがもっとも効果的です。

成長意欲は大切ですが、それで自分の首を絞めてしまうのは悪影響。あまりに苦しいならば、いったん問題を棚上げして「これでも悪くない」と考える癖をつけましょう。しかし、自分の考えはそう変えられるものではありません。そこで、できない自分を否定するのをやめて、一度肯定してみましょう。そして、自分の精神状態に余裕が生まれたら改善を考えるなど、休みながら行動するのがオススメです。

(2)対応策を決めてしまう

仕事で泣くときは「どうしよう?」と不安を抱えていることも多くあります。たとえば上司に怒られたり、大きなミスをしてしまったり、人間関係でトラブルが起きたりしたときに不安を抱えてパニック状態になり、泣いてしまうこともあるでしょう。

こうしたときは、「どうしよう?」という不安を止める必要があります。不安を感じる課題があれば、「とりあえずこうしてみよう」と、仮の対応策を決めるといいでしょう。一度対応策を決めてしまえば、ポジティブにその課題に向き合うことができます。

たとえば上司に怒られたら、とりあえず「ご指摘ありがとうございます」と明るく答える、などです。「なんて答えたらいいんだろう」「どんな表情で聞けばいいんだろう」と悩むとそれがストレスになるので、悩む前に対応できるようにお決まりのパターンを作りましょう。

また、よく嫌味を言う上司には、相手が落ち込んだり動揺したりする様子を見て「反省しているな」と感じて満足するタイプが多くいます。そうした相手には、落ち込んだ様子を見せずにニコニコしながら話を聞き、「ご指摘ありがとうございます!」と元気に答えるのがオススメ。上司は肩透かしをくらったような気持ちになり、あまり嫌味を言わなくなるでしょう。

(3)ストレスはいいものだと考える

「ストレスそのものを肯定して受け入れる」のもいい方法です。ストレスは悪とされがちですが、ストレスを多く感じていると言われている日本人は、世界的に見ても寿命が長く、健康な人が多いです。

では、どういった場合にストレスが悪影響を及ぼすのかというと、「ストレスは体に悪い」と考えたときです。ストレスを自分の成長に生かすと考えるとプラスの効果をもたらしますが、「ストレスは悪いもの」ととらえている人は、寿命が縮むという研究結果が出ています。

そのため、なんらかのストレスを感じて泣きそうになったら、「このストレスがあるから成長できる」「このストレスはプラスになる」とストレスを肯定し、必要なものだと考えましょう。そうすればポジティブに受け入れることができ、涙が引っ込みます。

ただ、つらかったり苦しかったりするときに泣くのは自然なことです。無理に涙を我慢せず、ときには思い切り泣いてストレス解消することも必要。仕事場ではこれらの3つの方法を試してグッと堪え、家に帰ってから気が済むまで泣くのもいいでしょう。きっと気持ちが楽になるはずです。

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