お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

喧嘩するほど仲がいいって本当? いい喧嘩と悪い喧嘩のちがい

織田隼人(心理コーディネーター)

藤奈子

喧嘩するほど仲がいいって本当?

喧嘩するほど仲がいいとは、聞きなれているフレーズですが、そもそも本当なのでしょうか。喧嘩が頻発するカップルが、実際に仲よしなのか見ていきましょう。

喧嘩が多いカップルは本当に仲がいい?

結論は「必ずしもそうとはいえない」です。ケンカをせずに仲がいいカップルもいますし、ケンカして仲がいいカップルもいます。大事なことは「お互いの思いがずれたときに調整できているか」ということ。ケンカは気持ちのズレを調整するための方法のひとつ。喧嘩で調整するカップルもいれば、ほかの方法で調整しているカップルもいるわけです。とはいうものの、これといった調整をしていないカップルもいます。その場合は別れに発展してしまうこと珍しくありません。そのため、調整方法を持っていないカップルよりも、ケンカをするカップルのほうが仲がいいのかもしれませんね。

カップルにとってプラスになる喧嘩

カップルにとって、栄養剤ともいえるプラスの効果がある喧嘩があります。それはお互いが感情的になって普段は言えない本音をぶつけること。我慢していただけに吐き出してしまえば、ある程度気持ちもスッキリ。何より相手に本音が伝わるので、ケンカのあとに2人で反省をすることでさらに関係を一歩進めることができるというわけです。相手への不満を我慢し続けると相手のことが嫌いになってしまい、別れに発展してしまうことも。嫌いになる前にケンカをしたほうが、いい関係をキープできるともいえるのです。喧嘩にもポイントがあり、それは「相手に対する不満」を明示すること。そして、ケンカが終わったら反省をして、相手の言い分をある程度受け入れましょう。そうすればいいケンカで終わることができますよ。

カップルにとってマイナスになる喧嘩

カップルにとってマイナスになるケンカは、相手のことを傷つける内容になってしまっている場合。特に、相手がどうやっても対処できないことを感情のままにぶつけてしまうと関係が悪化してしまいます。身体的特徴や学歴、収入などがあてはまるでしょう。相手を傷つけるだけなのはいうまでもありませんし、相手が反省しようにもどうしようもありません。場合によっては卑屈になる、または嫌いという感情が芽生えてしまう結果を招く場合も。これはマイナスな喧嘩の何ものでもありませんね。

次ページ:2人の仲が深まる仲直り方法

SHARE