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専門家 生活

【女の嘆き】出産した親友との間に微妙な距離ができました……女の友情はこんなにもろいもの?

三吉野愛子

「あの子っていいなぁ! 私なんて……」「今、私ってどう見えてるんだろう」など、他人と比較して自己評価が下がったり、同性・異性の目に自分がどう映っているかを気にしすぎたりすること、ありますよね。心理コーディネーター・三吉野愛子が、そんな複雑な女ゴコロを解説し、嘆きの処方箋を出します。自分らしく輝いて生きるヒントをチェックして!

<今回の嘆き>
授かり婚をした親友が出産しました。おめでたいことですが、出産後の彼女の態度が理解できません。出産後すぐにお祝いに駆けつけたかったのに連絡が取れず、メールをしても返信がきたのは一週間後。着信を残しても折り返しがないのは当たり前です。親友だと思っていただけに、この態度の変化はショックです。こんなことで自然消滅してしまうくらい、女の友情というのはもろいのでしょうか?

今回のお悩みには、親友の本心が見えにくくなったことで寂しさや不満が募り、「相手を嫌いになってしまいそう」な揺れる心境が垣間見えます。信じていた相手から突き放されたように感じると、それ以上傷つきたくないのが人情。そんなときは、ついつい相手の非を責めることで自分の心を守ろうとしがち。でも、完全に相手を嫌いにはなれず、むしろ相手を信じたい気持ちがあるときこそ余計につらいもの。そこで、一瞬の自己防衛のためだけに大切な友人を失うことのないよう、大人の友情をはぐくむコツをお伝えします。

<女の嘆きへの処方箋>
●その1 自分が想像できる範囲内の答えは保留する
たとえば、廊下で上司とすれちがいざまにぶつかり、あなたはとっさに謝ったのに上司は険しい表情で去ってしまった場合。おそらく上司は忙しいのだろうと想像しながらも、あなたの胸の中には「あの態度はないよね」と釈然としない気持が残ることでしょう。後に同僚から、上司の奥さんが出産中に意識不明の重体となり、今まさに母子ともに危険な状態だというような事実を知らされたら、どんな気持ちになるでしょうか。

この例のように、他者の態度に対する疑問の答えの多くは、自分の想像外のところにあります。相手があることについては自分の頭の中で答えを出し過ぎず、結論を保留しておくことも大事です。

出産後に態度が豹変した親友に対しても、憶測でイライラするのはいったんストップ。出産直後の女性というのは一体どんな生活をしているのか、子育てという初めての仕事に向き合っている女性の気持ちとはどんなものか、たとえば子育て経験のある人に聞いてみるとか、そのこと自体を親友の口から語ってもらえるようアプローチするという方法があります。

●その2 一体化した関係を卒業し、相互尊重できる大人の関係へ
一般的に女性は共同体意識が強く、相手と同じカテゴリー内にいることや横並びでいることに安心する傾向があるそう。これは、太古の昔から女性が同性コミュニティのなかで生きるための情報を共有してきた習性によるもの。しかし、現代の女性の生き方は多様化しており、女性同士のつながりが、必ずしも生き抜くための情報共有を目的とする関係ではなくなってきています。つまり、お互いに生き方や感性を認め合い、一生かけて成長し合う友情も成立するということ。

今回のように、距離を感じる相手とは関係の終わりを意識しがちですが、実は関係が一歩深くなる分岐点にいるということにも目を向けて。親友だからといって、いつでも「そうだよね」「わかる、わかる」と言えなくてもOK。「あなたが言うのだから、よほどの(うれしい・哀しい)ことなのね」と思えるまでじっと耳を傾けるというのもひとつの深い友情の形です。

似たような経験や気持ちを共有して安心できるというだけでなく、互いに未知の世界との懸け橋になれるというのもまた友人関係の醍醐味。ぜひ心をオープンにして、自分とはちがう人生を生きる相手を尊重してみて。

●その3 「いつかまた道が交わる日まで」という視点を持つ
どんなに大切な友人でも、どんなに尊敬している友人でも、どうしても道が分かれてしまうこともあります。むしろ相手を尊重するがゆえに、「今は、受け入れられない」「今は会いたくない」ということがあってもいいのでは? お互いにちがう人生を選び、それぞれの経験から学んだことを、ずっとあとになってふたたび共有できることもあります。いったん離れた人生の道がいつの日かまた交わるということも、長い人生にはあるのです。それを「縁」と呼ぶのかもしれませんが、長いスパンで関係をとらえることも友情を長続きさせるコツのひとつです。

※画像は本文と関係ありません

(心理コーディネーター:三吉野愛子)

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