わけがわからない若者言葉「『とりま肉』って何?」「りょ=旅行のこと?」
ネットでもリアルでも、つぎつぎと新しい言葉を生み出す若者たち。意味を聞けば「なるほど!」と思うけど、正直もうついていけない!? 今回は、初めて聞いたときに意味がわからなかった言葉について、働く女性たちに聞きました。
【男性が思う「オバサン」と「大人のお姉さん」の境界線とは?】
使う人が多い「りょ→了解」
・「打ち間違いだと思った」(34歳/医療・福祉/専門職)
・「ただの聞き間違えかと思った」(28歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「つづきが気になった」(27歳/電機/事務系専門職)
・「旅行かと」(26歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「続きがあるのかと思った」(23歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
もっとも多かった回答が「りょ→了解」でした。あと漢字一文字なのに、限界まで短くしてしまうなんて……。「り→了解」とする人もいるようです。
何でも省略しちゃう
・「してまとか途中で切る言い方」(32歳/建設・土木/技術職)
・「着拒。何語かと思った」(26歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「おり→折り返し。さっぱり意味がわからなかった」(31歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「おこ→怒っている。おこじょと勘違いした」(25歳/小売店/販売職・サービス系)
・「とりま。とりあえずまあの意味がわからなかった」(28歳/マスコミ・広告/営業職)
・「とりま→『とりま肉食べいこう』とメールが来た時、『とりま肉』という肉の種類があると勘違いしていた」(27歳/情報・IT/技術職)
「あけおめ」「ハピバ」など、長い言葉を省略したくなる気持ちはわかるけど、意味が伝わらない略し方はいかがなものか!?
ネットスラング系
・「w→笑。のことを、ワールドワイドなことかと思った」(28歳/金融・証券/営業職)
・「orz。人間を表していたなんて」(28歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「wktk。IT用語だと思った」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「kwsk。打ち間違いかと」(25歳/情報・IT/事務系専門職)
・「ggrks。まったく意味がわからなかった」(33歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「ネトウヨ=ネットしている人がウヨウヨいる意味だと思っていました」(23歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)
・「あぼーんが、最初なんのことか分からなくて、アイーンみたいなボケかと思った」(30歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
「wktk→ワクワクテカテカ(期待している気持ち)」「kwsk→くわしく」「ggrks→ググレカス(自分で検索しなさい)」「ネトウヨ→ネット上で右翼的発言をする人」「あぼーん→削除」という意味だそう。ネットスラングはありすぎてキリがない……。
アルファベット変換系
・「JC」(31歳/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)
・「JK=ジャケットかと」(31歳/不動産/事務系専門職)
・「MK5→マジ切れる5秒前」(31歳/学校・教育関連/技術職)
・「H/K→話し変わるけど そもそも何を言っているのかすら分からなかった」(28歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
JS、JC、JK、JDは順番に、女子小学生、女子中学生、女子高校生、女子大生。最近は、メディアでも普通に見かけます。大流行した「KY=空気読めない」はもう懐かしい言葉ですね。
ここまでくるとお手上げ
・「珍走団。新しいサーカス団の名前だと思った」(32歳/自動車関連/事務系専門職)
・「ウーロン茶。飲み物だと思った」(27歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「激おこぷんぷん丸。意味は一応分かったが、ぷんぷん丸って何それと思った」(22歳/小売店/事務系専門職)
・「中二病です。本当にそういう病名があるのかと思いました」(31歳/ソフトウェア/事務系専門職)
もう、よく考えたなーとただただ感心してしまうレベル。気になった言葉はググってくださいね!
ほかにも「あげぽよ」「微レ存」など、紹介しきれない言葉がたくさんありました。若者はこれらを全部理解しているのでしょうか? 若者の会話は、どこか他国の言葉のようにも聞こえますよね。日本語はさらに変化していくのかもしれません。
(カンナ マコ/OFFICE-SANGA)
※『マイナビウーマン』にて2015年1月にWebアンケート。有効回答数242件(22~34歳の働く女性)
※画像は本文と関係ありません
※この記事は2015年02月27日に公開されたものです