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相手にしないのが一番! 迷惑な人の心理と対処方法

高見綾(心理カウンセラー)

「相手にしない」ための方法

「相手にしない」とはいっても、具体的にどう対処していけばいいのでしょうか。全タイプ共通の考え方を踏まえた上で、タイプ別の対処法についても解説します。

【全タイプ共通】「相手にしない」ための方法

相手と同じ土俵に立たない

同じ土俵に立つということは、相手と同じ目線で反論したり、相手の悪口を言ってやり返すことなどを指します。相手と同じようなレベルのことをすると、自分の評価を下げてしまうことになります。罪悪感を持つことのないように、冷静に対処しましょう。

安易に自分が悪いと思わない

「あなたが悪い」と言われたからといって、鵜呑みにしないようにしましょう。罪悪感を持つと、さらに攻撃されやすくなります。自分に多少の非があったとしても、暴言を吐かれたりいじめられたりすることを許容しなくてもいいのです。あくまで相手側の問題だと認識しましょう。

相手の機嫌をとらない

気をつかったり、相手の機嫌をとったりなどして、構ってはいけません。構うと余計に言動がひどくなりますので、相手の機嫌が悪かったとしても、放っておくのが一番です。何を言われても感情的に反応せず、淡々と対応しましょう。

【タイプ別】「相手にしない」ための方法

【モラハラ男】感情的に反応せず、物理的に距離を取ろう

感情的な反応をしないことが一番の対処法です。モラハラされても、怒ったり、泣いたり、落ち込んだりといった反応を見せずに、「ふーん」「そっかー」と言いながら聞き流しましょう。モラハラ男に、自分の支配下における弱い女性だと認識されないように対応して、連絡を減らすなど物理的に距離を取ることが大切です。それでもモラハラ男が、メールや電話で連絡を取ろうとしつこく迫ってくる場合は、絶対に連絡を取らないと決めて、メールも見ない、電話にも出ないように徹底します。何か脅されたとしても、毅然とした態度でいましょう。

【いじめてくる職場の上司】接触は最小限にして、味方を作ろう

嫌がらせをされても、なるべく反応せず淡々とやり過ごしましょう。上司に気をつかったりビクビクしたりすると逆効果ですので、なるべく関心を向けないようにします。仕事を全うすることだけに集中し、上司との接触は最小限に抑えます。そして社内で味方になってくれる人を作りましょう。良識ある人なら、上司のやり方を大人げないと思っているはずです。ほかの人とつながりを持って仲良くしていると、いじめられにくくなりますし、困ったときに助けてもらえます。

【悪口を言う女友だち】距離を取って、自分の情報は開示しない

できるだけ距離を取って、個人的な話をしないことです。悪口を言う女友だちは、いつも人のあら探しをしています。そのため、中途半端にかかわって、自分の情報を開示してしまうと、悪口のネタとして使われます。聞かれたことに正直に答える必要はないので、適当に誤魔化しましょう。人の悪口を言いふらすような人は、いずれ信用を失ってまわりから人がいなくなっていくものです。良識ある人ならわかる、と自分に言い聞かせて気にしないようにしましょう。

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