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飲み合わせ注意! 薬剤師が語る、一緒に飲むと危険な薬たち

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市販薬で注意! 薬の飲み合わせ

どんなときに「薬の飲み合わせ」って気にしていますか? 複数の病院やクリニックからの処方箋薬を服用している場合は、医師や薬剤師に服用している薬を伝えると飲み合わせの悪い薬がないかをチェックしてもらえますよね。

一方、ご自身で市販薬を購入し服用する場合は「薬の飲み合わせ」について考えますか? 市販薬は、ひとつの医薬品に作用の異なる複数の成分を組み合わせ配合されていることが多いのですが、「○○薬」と「□□薬」と分類がちがうものでも共通の成分を含むことがあるので、注意が必要です。

特に飲み合わせで気をつけたい3つの成分についてお教えします。

飲み合わせで気をつけたい3つの成分!

1. 「カフェイン」に注意!

栄養ドリンク剤、鎮痛剤、総合感冒薬、鼻炎薬の中には、カフェインを含むものが多くあります。風邪のときなど早く治そうと栄養ドリンクと総合感冒薬を一緒に服用したりしませんか? 含まれるカフェインの量によっては摂りすぎとなってしまい、震え、めまい、不安、不眠などさまざまな不調が出ることがありますので注意が必要です。

2. 「抗ヒスタミン薬」に注意!

睡眠改善薬、花粉症薬、鼻炎薬、総合感冒薬、乗り物酔い防止薬の中には同じ抗ヒスタミン薬が含まれるものがあります。知らずに同じ成分を含むものを複数服用してしまうと用量が多くなってしまい眠気が強く出たり、倦怠感や頭が重いなどさまざまな症状が出ることがあるので注意が必要です。

3. 「トラネキサム酸」に注意!

総合感冒薬、口内炎薬、肝斑改善薬などに含まれます。美容目的で肝斑改善薬を服用している方は、総合感冒薬などを選ぶ際は、トラネキサム酸が含まれていないかチェックしてください。トラネキサム酸は止血作用を持つのですが、その作用により血栓ができてしまう危険性があるので特に中高年の方は注意が必要です。

まとめ

市販薬は、自分で自分の健康維持、増進を図るセルフメディケーションの中でご自身で選べる安全性が高い薬です。しかし、薬を服用するタイミングや体調、または、他の薬と一緒に服用するなどのさまざまな条件によっては、予期せぬ危険な症状を招く可能性もあるという認識も必要ですね。

(文:40歳女性薬剤師/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2015年01月19日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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