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9割強が自然災害が増えていると感じているが、緊急速報に対して3人に1人は何もしていない!

自然災害に対する意識

東京工芸大学は、全国の20歳以上の男女を対象に「災害情報の活用に関する調査」をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)で実施し、1,000名の有効サンプルを集計した。(調査協力会社:ネットエイジア)

【災害対策のプロ・警視庁警備部災害対策課の職員の持ち物をチェックしてみた】

●防災意識について
防災意識について確認するために、「近年、自然災害が増加していると感じる」かを質問したところ、「非常にあてはまる」が51.7%、「ややあてはまる」が41.3%で93%が、自然災害が増加していると感じている。また、自然災害の規模についても、規模が大きくなっていると感じるが91.5%という結果になった。

自然災害に対しての対策について「地域コミュニティにおいて、十分にできていると感じる」かを質問したところ、「あてはまる」は21.5%で、ほとんど対策ができていないと感じている。年代別の20代〜30代では2割以下という結果だった。同じ質問で行政(国・県・市・警察・消防など)に対しての答えも、全体の「あてはまる」は25.9%で、約7割ができていない感じている。

●災害時の情報源は
「自然災害が発生したときにどんな情報源を頼りにするか」という質問に対して、「情報の速さ」で頼りにしているのは、「テレビ」が81.8%、次いで「緊急速報メール」65.3%、「ラジオ」49.4%、「ポータルサイト(Yahoo!天気・災害など)」が32.6%という結果になった。
「情報の正確さ」については、「テレビ」71.2%、次いで「ラジオ」41.2%、「緊急速報メール」39.8%、「ポータルサイト」が17.4%、「新聞・雑誌(電子版など、インターネットを除く)」が13.1%という結果だった。
また、年代別だと20代が「ソーシャルメディア上のクチコミ(つながっている人の書き込みやハッシュタグ検索など)」の割合が20.5%で、他の年代よりもソーシャルメディアを活用して災害情報を得ている。

自然災害発生後の情報源「速さ」と「正確さ」について

●災害情報の活用
緊急地震速報を見聞きした経験がある方(852名)に対し、一番最近、緊急地震速報を見聞きしたとき、どのような行動を取ったかを質問したところ、「危険なものから離れる」38.4%と「安全な場所に移動する」31.6%、「頭を守る」20.2%、「まわりに知らせる」が18.3%だった。一方「特に何も行なわなかった」は35.2%とおよそ3人に1人の割合となっている。

一番最近、緊急自身速報を見聞きしたとき、どのような行動を取ったか

※この記事は2014年12月18日に公開されたものです

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