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【新連載】何この子? 彼と親し気な彼女の存在が気になって……

 Story2 ★小さな衝撃

「はじめまして。北川といいます」
「……ねえ先輩、今度ウチのハンド部、
インターハイまで行くみたいですよ。
いっしょに応援、来てくれません?」

そしてさらに小林さんは、
わたしの自己紹介をまったくスルーで、
熱心に大地に話しかけはじめた。
大地は、というと
「え、インターハイ行くんだ!」
とひじょうに話に乗り気な様子。

一気に、面白くない気分になった。
わたしはペラペラと話をするふたりを前に、
大地と自分の幼い頃を、ふいに思い出す。

大地の家の酒屋さんは、今も昔も繁盛していて、
そのため小さい時はお兄さんとウチに預けられ、
特にお祭りや年末など、
いっしょに晩ご飯を食べたりしていた。

中学高校の多感な時期は、
さすがにあまりいっしょにはいなかったが、
逆に社会人になってからは、
町内会の道路清掃や夏のバーベキューなど、
地域のイベントでいっしょなことが多い。