脈あり? 脈なし? その見分け方間違っていませんか?―脈がわからなくてもいい理由
大人の恋愛には時間がない!! そんなふうに感じている女性とすれば、「脈なし男性とかかわってるヒマはないのよ!」なんて思っているかもしれません。脈なし、脈ありを見分けられたら、傷つくこともムダな時間を費やすこともない……そう思っていると大きな落とし穴が! 必死に見抜こうとして、知らぬ間に幸せな恋愛や結婚を縁遠くしていませんか?
■誘い文句―相手の「つもり」はわからなくてもいい
「ぜひまた今度」「いいですね。行きましょう。行きましょう」なんて言葉は、決して誘い文句ではありません。残念ですが、あなたに対する特別な思いがあるとは限らないのです。ほとんどの場合は、その場のあいさつや思いつきの範囲です。
また、「今度の日曜日の予定はいかがですか?」などと積極的に言われた場合は、誘われた時点では少なくことも嫌われていないことがわかります。それでも相手がどのようなつもりで誘ったのかまでは、まだわかりません。でも、わからなくていいんです。わからないから行ってみる価値があります。
でもその日のうちに、一生懸命に仲よくなろうとがんばるのはやめておきましょう。それでもまた次に誘いが来て、それを繰り返していくうちに、脈があるかどうかなど探らなくてもお互いの距離は縮まっていき、自然と仲よくなっていきますからね。
■あなたへの質問―すべてにまじめに答えなくてもいい
あなたにいろいろ質問をしてくる人がいたら、これって脈ありかもと思うかもしれません。特に過去の恋愛について聞かれたり、今、彼がいるかと尋ねられたりすると、「これって私のこと好きなのかな?」なんて思いますよね。
そもそもこの人といつ出会い、なぜこの会話になったのかを思い出してくださいね。大人同士のかかわりです。いきなりこのような会話をしたとすれば、大変失礼な人ということになります。それが出会いを目的とした場所やお酒を飲みながらであってもですよ。常識的な大人の男性であれば、いきなりこのような質問はしません。
ということは、あなたへの興味が「大事にしていきたい人」に対してのものとはいえない可能性もあります。質問のすべてにまじめに答えなくてもいいんです。もしかしたら軽く見られているだけなのかもしれませんからね。
■メールの速度と頻度―あなたに対してだけでないことも
あなたが、好きな人に対して早く返信したり、たくさんメールする人であれば、メールやLINEの返信が早いと、脈ありと勘違いしてしまうかもしれません。でも速度や頻度と愛情は関係ないんです。
メールやLINEをいつも気にしている人、単純に好きな人は、返信速度も早いですし、回数もひんぱんになります。でも、それはあなたに対してだけではないことのほうが多いんです。メールやLINEだけで、相手の気持ちを判断するのはとても難しいことなんです。もちろんメールやラインだけで、お互いを理解し合い仲よくなろうとすると誤解が生まれやすくなります。メールやラインだけで仲よくなった気がしているとしたら危険ですよ。
■楽しそう、盛り上がった―大人は空気を読みます
一緒にいると、楽しそう、盛り上がった……あなたはそう思いました。でもそれだけでは相手が脈ありかまではわかりません。大人同士、空気を読めば、わかりやすくつまらなそうにはしません。退屈そうにはしません。まあまあ楽しそうにしますし、それなりに盛り上がって見せます。
でも、そんな気遣いをするからこそ、実はとても疲れてしまい、二度と会いたくない相手になってしまうこともあるんです。特別楽しそうでもなく、盛り上がったというわけでもないのに、継続して会い続ける人のほうが、よほど脈ありということもあるんですよ。
■羽林由鶴からのメッセージ
これってもしかしたら……気になる人の言葉や態度で、気持ちが上がったり下がったり。恋愛ってそんなものです。冷静に客観的に、他人のことならわかることも、自分のこととなるとよくわからない。脈があるかないかを知る必要なんてそもそもないんですよ。脈がありそうならがんばるとか、脈がなさそうならやめるとか、そう思ってしまうことで、本当に大事な人が見えなくなってしまっているかもしれません。脈アリなら絶対に大丈夫というわけでもないし、脈がなさそうに見えてもだんだん仲よくなることもありますからね。
(羽林由鶴)
※この記事は2014年08月28日に公開されたものです