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快適な睡眠を手に入れるためにしておきたい「寝具のお手入れ術」

湿気の多い梅雨から夏にかけては汗もかきやすく、ベッドや布団などの寝具も湿気がち。そのまま放っておくと、カビやダニが発生してしまうなど、健康にも影響を与える心配があります。毎日使う寝具だからこそ、きれいに保ちたいもの。毎晩気持ちよく眠るための寝具のお手入れ方法をご紹介します。

 

■丸洗いできるベッドパットが◎
ベッドと布団を比べたとき、お手入れの手軽さでいえば、ベッドに軍配が上がります。「こまめな手入れは面倒くさい」「できるだけラクな方がいい」という人はベッドがおすすめ。ベッドの場合、フレームの上にマットレスを置き、ベッドパットとシーツを敷いて寝るというのが一般的。基本的なお手入れはこのベッドパットを干すだけなので、布団よりも軽くて持ち運びしやすいので、それほど負担が大きくありません。洗濯機で丸洗いできるものを選ぶと、自宅でも簡単に洗えるので、気持ちのいい状態が保ちやすくなります。
また、マットレスも時々でいいので、お手入れをしておくと長持ちします。季節の変わり目などのタイミングで上下や裏表を反対に。余裕があるときは、しばらく立てかけたり、日に当てたりして湿気を飛ばしましょう。
掃除をするときには、ベッド下もお忘れなく。埃がたまりやすく、汗などで湿気もこもるため、気づかないうちにカビやダニ、雑菌でいっぱい!…なんてことも。ベッドをお手入れしても、その下が汚れていては、寝心地も決してよくありません。

 

■布団は天日干しが◎、部屋干しでも○
布団は汗などの湿気がこもりやすいため、週に一回程度の天日干しが欠かせません。
特にフローリングと布団の組み合わせは要注意。湿気が床に逃げず、カビやダニが発生しやすくなります。「頻繁に布団が干せない」「お手入れが面倒でさぼってしまう」という人は、布団の下に吸水性のある敷マットやすのこなどを敷くのがおすすめ。また、万年床は絶対に避け、起きてからしばらく時間をおき、湿気を飛ばしてから収納に入れるようにしましょう。
こまめに天日干しをする時間や場所がとれない場合は、部屋干しでもOK。布団専用のラックもありますが、椅子の上に布団をかぶせるなど自宅にあるものを利用しても、簡単に湿気は飛ばせます。また、布団乾燥機も便利。布団に限らず、衣類や小物などの乾燥に使えるタイプもあるため、日中あまり家にいないという人はひとつ持っていてもいいかもしれません。

 

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー:河野真希
ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト(http://kawano-maki.net/)

※この記事は2014年07月14日に公開されたものです

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