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「友達いらない」と思う理由とは? 疲れる・めんどくさい心理と特徴

高見綾(心理カウンセラー)

友達はいなくても幸せ?

学生時代はそんなことを思わなかったのに、社会人になって数年たつと「友達ってめんどくさい」と感じてしまうことはありませんか?

自分は楽しいことをしていきたいと思っているのに、友達から会社の愚痴や誰かの悪口ばかり聞かされていると、会話すること自体がめんどくさくなるものです。

職場のランチの時間はなんとなくグループで食べるなど、常に一緒に行動する雰囲気が出来上がっているときも、自由を制限されているようで面倒だと感じる人は多いでしょう。

友達と一緒にいると、当然ながらひとりでいるときに比べて自由は制限されますし、相手に合わせることも増えます。たとえば友達とお茶することにして、「今日はここのお店でいい?」と聞いたときに、友達が「え? うーん、まあ、そこでいいよ」と反応したとします。気を使いすぎるタイプの人は、そんな友達の乗り気じゃない反応を見て気に病んでしまうこともあるでしょう。

気を使いすぎると、人はめんどくさいと感じるようになります。社会人になると友達に合わせなければならないけれども、それを自分はしたくないと思うとき、「めんどくさい」という心理が生まれます。

なぜ大人になると友達が面倒くさくなるの?

20代から30代は、ライフステージが大きく変化するタイミングです。

学生時代の友達とずっと仲良くしようと思っていても、恋愛・結婚、子育てなどを経て、大切にしているものが変わることで、会話が噛み合わなくなることも多いです。

社会人となり何でも一通り自分でこなせるようになって、ひとりで自由に過ごす楽しさも覚えます。そんなタイミングで、恋人や家族の優先順位が上がれば、自然と合わせなくてはいけないような友達はいらない思うこともあるでしょう。

自分がいる場所に応じて友達関係は変化していくものですので、一緒にいて疲れるような相手と無理に友達としてつながり続ける必要はありません。

もし、友達がいなくても、彼氏や家族、その他の人とのつながりがあって、十分に満たされているのなら問題はありません。

友達は多いほうが健全だとする風潮はありますが、幸せの形は人それぞれで違いますので、自分の感覚に正直に従うとよいと思います。

参考記事はこちら▼

「本当の友達」にこだわらない方が良い理由や、「関係が長続きする友達」の条件を紹介します。

▶次のページでは、友達がいるメリットとデメリットを紹介します。

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