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「海外勤務に興味なし」「国内の大手企業が人気」な日本のZ世代。他アジアと比べると?

将来、海外で働きたいと思う

アデコグループは、1月1日より1月31日にかけて、アジア(中国・香港・台湾・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・ベトナム)の、計9つの国と地域において、「働き方や仕事に対する価値観」について調査した。

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対象は、「Z世代」(85-91年生まれ)と称される15~18歳の男女、各国100人。

「将来、海外で働きたいか」について聞いたところ、日本のZ世代は「とてもそう思う」「そう思う」があわせて12%だった。これは、ベトナムの69%、マレーシアの68%等、他のアジア各国と比べ低い数値となった。

「給与レベルが良くなくても、良い経験が積める会社で働きたいか」については、40%が「そう思う」と答えたものの、「そう思わない」と答えたのは27%で、調査国の中では最多となった。

「特定の企業へ忠誠を尽くすより、良い仕事があれば転職したい」と答えた割合も、43%と調査国の中では最多で、他のアジア各国と比べると、条件で仕事を選択する傾向があることが見て取れる。

給与レベルが良くなくても、良い経験が積める会社で働きたいか

雇用形態については、各国とも「正社員」を希望する割合が高く、アジア圏においては、通常の働き方として「正社員」が定着していることがわかった。

「就職先の規模」について聞いたところ、日本では「国内大企業」を希望する割合が最も高く、他国では「行政機関」と「外資系大手」で人気が二分され、台湾や中国などでは、大多数が企業規模にそれほどこだわりをもっていないことがわかった。

また、「就職先で重視すること」について、日本では「良い上司がいる」が1位となったが、他国では「短期間でスキルを習得できる」を重要視する国が多かった。

学校卒業後。働きたい企業

なお、将来について、「親世代よりも良い生活を送れる」と思っている日本人は30%で、調査国の中では最も低く、将来への悲観的な傾向が表れた結果となった。

※この記事は2014年05月22日に公開されたものです

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