上司に怒られた憂鬱を吹き飛ばす! ランチのときに行うとハッピーになれる「すいっち」とは?
さて「消化液」って、なんでしょう。種類は? その量は?
まず、種類は「唾液・胃液・膵液(すいえき)・胆汁・腸液」の5種類。そして、その総量は約8リットルもあります。2リットルサイズのペットボトルで約4本分もの消化液が、カラダの中で分泌されているのです。でも、これらのすべてが尿や便、そして汗となって排出されているわけではありません。では、そんなに大量の消化液は、どこに行くのでしょうか。
正解は「腸管が飲んでいる」。食べたものを溶かし、分解し、細かい分子になった栄養素は、消化液ごと腸壁から再吸収しているのです。腸管は腸液という消化液を分泌しつつ、自ら再吸収しているのです。
この仕組みをキープするために、一日8リットルもの消化液が必要なのです。消化液が充分に分泌されていないと、食べ物はスムーズに流れていきません。腸壁にくっついたり、傷つけたりすることすらあります。この傷から異物が侵入し、肝臓や腸管に大きな負担となることもあります。だからこそ、消化液を充分に分泌させ、消化力をアップすることがとても大切なのです。
そのために自分ができることは、「しっかりとよく噛んで食べること」。つまり、咀嚼力(そしゃくりょく)をあげることが、消化力をあげることにつながります。しっかりと咀嚼し、きちんと分解・消化することは、その食べ物の命の構造を理解することになります。
物事を理解することを「咀嚼する」と表現することがありますが、他者の気持ちや価値観を理解することも、咀嚼力が欠かせません。そして、それは他人を思いやる気持ちへとつながっていくのです。
ここで「ハッピーすいっち」! ランチは、はじめのひとくちを30回噛みましょう。それだけで、充分消化液が分泌されます。「しっかり分解・消化する」というイメージで、よく噛むのです。すると、カラダの健康だけでなく、自然と他人の価値観も理解できるようになっていきます。30回噛む間だけ、上司の気持ちを理解しようとしてみましょう。食べ物を咀嚼している間に、相手の気持ちも咀嚼できるようになるのです。はじめのひとくちだけ考えたら、あとは楽しく食事をすればOKですよ。
<ハッピーすいっち>
「はじめのひとくちすいっち」
<方法>
はじめのひとくちは、30回を目安によく噛む
<効果>
他人の価値観が理解できる
(カラダ心理学者、ボディ・サイコロジスト・おのころ心平)
※この記事は2014年02月12日に公開されたものです