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そのニオイ、大丈夫!? 知っておきたい「おりもの」の秘密

◆おりもののニオイの予防&対処法「4つ」

1.腟炎を予防する

おりものに異常が生じる原因のひとつは「腟炎」です。腟炎とは腟に細菌が入り、炎症を起こした状態のこと。日々の入浴時には、性器のヒダの間まできれいに洗い、腟のまわりを常に清潔に保ちましょう。

ただし、腟の内部まで洗う必要はありません。洗いすぎてしまうと、腟の自浄作用が失われ、逆に細菌を増やしてしまうので注意が必要です。

軽い腟炎であれば、腟を清潔に保つことで改善されます。症状がおさまらなかったり、普段と明らかにちがうおりものが続いたりする場合は、婦人科を受診しましょう。

2.性感染症を予防する

「性感染症」もおりものの異常を引き起こす原因となります。性行為の際は必ずコンドームを使いましょう。コンドームを使用しない場合、お互いに雑菌を交換してしまい、性感染症を引き起こす可能性があります。

清潔な状態のもと、性行為を行うことも大切です。行為の前にシャワーを浴びたり、入浴したりするなど徹底しましょう。

3.免疫力を上げる

カラダの免疫力が低下すると、ホルモンのバランスが崩れ、異常なおりものが出やすくなります。十分に睡眠をとったり、カラダを温めたり、バランスのよい食事を心がけたりするなど、免疫力UPを意識しましょう。

4.ムレないようにする

ムレてしまうと雑菌が増え、ニオイが気になってしまいがち。そのため、おりものが気になるときは、通気性のよい綿素材の下着を選んだり、おりものシートをこまめに取り替えたりするなど、常に清潔な状態を保つことを心がけましょう。

おりものは女性の健康のバロメーター。毎日状態をチェックして、上手に付き合っていきたいものですね。

(取材協力:喜田 直江、文:池田園子)

※『マイナビウーマン』にて2013年12月にWebアンケート。有効回答数319件(マイナビウーマン会員:22歳~34歳の働く女性)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.28)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

喜田 直江

なおえビューティークリニック(http://www.naoe-clinic.net/)院長。京都府立医科大学卒業後、産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。平成15年からは形成外科医として、形成外科の基本から縫合の技術まで幅広く習得。平成18年からは大手美容外科にて美容外科・美容皮膚科全般を習得。婦人科系の美容手術は日本でも有数の症例数を誇る。

※この記事は2014年01月24日に公開されたものです

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