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自分を優位に見せる席の坐り方とは?「主導権を握りたい場合は少ない側の真ん中に座る」

「たかが席」と侮るなかれ。人と会うとき、自分がどの場所に座るかによって心理的に優位に見せることができるんです。そして、ビジネスの場では上司や客を差し置いて自分が上座に座ることのないよう注意が必要です。

【座次には、テーブル以外にも順番があった「タクシーの末席は助手席。後部座席の下座は真ん中の席」】

主導権を握りたい場合

「ちょっとここは主導権を握っておきたい」という場合には、同じテーブルの人数が少ない側の真ん中に陣取ると効果的です。なんとなく威圧感が出て、意見を言いやすくなるのです。もちろんこれは、そのグループの中で自分が一番年上であるということが前提です。

目上の方がいる場合には、主導権を握りやすい席や上座はその方に譲るのがマナーなので気をつけましょう。また、自分のななめ両隣の位置に自分の意見に賛同してくれそうな人を座らせておくと、より意見が通りやすくなります。

真横よりも、ななめ前にいてくれるほうが顔を見て話しやすいですからね。逆に最も意見が言いにくいのは角の席です。隅のほうに縮こまっていたのでは、なんとなく発言しにくいですよね。

上司と出張に行く場合

乗り物に乗るときは、できるだけ奥のほうが上座になります。例えば、タクシーに乗るときは、まず後部座席の一番奥に上司を乗せ、その次に力のある人が入口側、その次が真ん中、最後に一番下っ端の人が助手席に乗ります。

これは、もし車に乗っていて事故に遭った場合、助手席が最も危険だからです。上司や取引先の方など、大事な方ほど身を守りやすい場所に乗っていただくんですね。そして、新幹線のように向かい合って座る乗り物の場合は、進行方向とは逆の向きに下っ端の人が座ります。

誰だって進行方向に向かって景色が進んでいくほうが乗りやすいですから、そちらのほうに目上の方に座っていただくんですね。「席なんてどこでもいいだろう」と考えてしまうのはNG。どこに座るかによって気分がまるでちがってくることも珍しくないので、たとえ自分がそういうことを気にしないタチでも、目上の方と同席する場合は細心の注意を払いましょう。

※この記事は2013年10月31日に公開されたものです

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