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じわじわ増殖中!? 彼女に「話のオチ」を求める男の心理&対処法

“恋バナ収集ユニット”桃山商事が、これまで見聞きしてきた恋愛エピソードをもとに、男女のすれちがいや細かな男性心理についてご紹介していく当連載。今回のテーマは、「彼女にオチは? と聞く男たち」についてのお話です。

【頭ポンポン、突然のキス……。ドキッとする行動の裏に、男子の「姑息な心理」アリ!?⇒】

「夫や彼氏との会話が成り立たない」という女性の話をよく耳にします。何を食べたとか、誰がどうしたとか、そのとき何を思ったとか。日常的に交わされる会話というのは、コミュニケーションにおいて基本中の基本。しかし、恋人同士なのにそれが成り立たないとは……何だかさみしい限りですよね。

「私は保育園に勤めているんですが、その日、男の子同士がケンカしてしまったんですよ。だけど、女の子の園児が仲裁に入ってくれて、私は頼もしいなあって思って感動しました。そのことを家で夫に報告したら、何か全然リアクションがなくて、最後に不機嫌そうにひと言、『で、オチは?』って……。これってオチが必要な話でしょうか?」(33歳・女性・保育士)

「デート中、彼氏がずっとスマホをいじっていて、全然話を聞いてくれません。ちょうどその日、会社で上司にセクハラまがいのことをされて腹が立っていたので、そのことを聞いてもらいたくて話しかけると……彼氏はスマホから目を離すことなく、『ふ~ん。てか今さ、俺これ見てんじゃん? 空気読んでよ』って言ってきて。何を見てるのか知らないけど、目の前にいる人との会話以上に優先されるものなの?」(29歳・女性・編集者)

これらは極端なケースかもしれませんが、似たような例は枚挙にいとまがありません。彼らはなぜ、彼女の話をまともに聞こうとしないのでしょうか。

その原因のひとつに、「男女の会話スタイルの違い」が挙げられると思います。もうね、全然違うんですよ。大人の男って、女性のような「おしゃべり」ができないんですよ……。

女子会というのは、基本的に「会ってしゃべること」が目的になります。そのため、会話の内容はその場のノリや思いつきでポンポン変わっていきます。一方、男というのは「目的」や「テーマ」がないと会うことができません。だから、「何のために」「何について」「どこに向かって」話しているのかがわからないと、無意識に不安を感じてしまう生き物なのです。

先ほどの例で言えば、どちらの女性も職場での出来事を“報告”しているわけですが、男たちはそこで「えっ、それって要するに何の話?」「で、話を聞いた俺はどうすればいいわけ?」と戸惑ってしまうのです。

しかも、そういう「対応の仕方がわからない!」といった心理的混乱があるにもかかわらず、それを彼女に悟られたくない、対応するのが面倒くさい、相手より優位な立場を取りたいといった防衛本能や逃避願望が働き、「オチは?」と相手に責任を押しつけたり、「空気読め」と相手に罪悪感を植えつけたりしようとするわけです。男って、ホント、姑息ですよね(自戒を込めて……)。

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