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じわじわ増殖中!? 彼女に「話のオチ」を求める男の心理&対処法

突然ですが、人間とロボットのコミュニケーションについて考えた本の中に、こんな一節があります。

<ちょっと立ち話をしようにも、その相手が「聞き手」になってくれなければ、こちらは「話し手」にはなれない。私たちが話し手であるのは、相手が聞き手になってくれていることに支えられているのだ>(岡田美智男『弱いロボット』より引用)

会話というのは、よくキャッチボールに例えられることからもわかるように、投げかける側と受け取る側の両方がいないと成立しないものなのです。

男性向けの恋愛本にはよく「女性は共感が欲しいだけ。だから『うん、うん』と聞いていればいい」なんてことが書いてありますが、それもちょっと違いますよね……。彼女たちからすれば、ただ聞いて欲しいというだけでなく、相手がどう反応し、それを受けて自分が何を考え、またそれを相手がどう受け止め……というやり取り自体に興味があるのだと思います。これが「おしゃべり」であり、男性が最も学ぶべきもののひとつだと思います。

「オチ」というのは、会話を閉じる際の工夫のひとつにすぎません。話芸でもない限りそんなものは必要ないし、ましてやいいキャッチボールが成立していれば、どんな形で会話が終わっても「おもしろかった」という感覚は残るわけです。それでもオチをつけたいなら、お笑いの専門学校にでも通えってんだ\(o)/

男性のみなさん! 他愛もない話をするのは、彼女があなたに興味を持ってくれているからですよ! 興味がなくなったら、そんな話は一切してくれなくなりますよ! 失った後で彼女との他愛のない会話が恋しくなっても「時すでに遅し」ですよ!

女性のみなさんにおかれましては、話をする前に「ただ聞いてくれればいいんだけど」とか「意見を聞きたいんだけど」とか、相手に求めることをハッキリ伝えておけば、男性も惑わずに済むかもしれません。それでもオチを要求してくるような輩には、「例えばどんな?」と切り返してやりましょう。きっと言葉につまるはずです(笑)。

……とまあ、何だか面倒くさい話になってしまって恐縮ですが、「会話は大事だよ~」ってことで、ひとつよろしくお願いいたします。

【プロフィール】

清田隆之
恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。失恋ホスト、恋のお悩み相談、傷心旅行のツアーガイド、合コンの企画から恋愛コラムの執筆まで、何でも手がける恋愛の総合商社。男女のすれ違いを考える恋バナポッドキャスト『二軍ラジオ』も更新中!
Twitter:@momoyama_radio
HP:桃山商事

※この記事は2013年10月30日に公開されたものです

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