お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

幸せな恋に必須! よい関係を保ちつつ「親離れ」する方法

恋愛部長

■経済的にも精神的にも、親から自立する

大切なのは、親に全部を依存した状態から脱することです。親が子どもから離れないのは、親が、「この子はほっといたら心配」と思う“隙”があるから。大変ですが、経済的にも精神的にも、親から自立することを目指しましょう。

そして、親にプライベートすべてを共有することをやめ、少しずつ自分だけの時間をつくるように移行しましょう。いきなりズバッとやると親がさびしがりますから、ほんの少しずつ。

そして、親に冷たくしないことも大切。親は子どもが離れていくと思うとさびしくて、なんとか引きとめたくなるもの。冷たくすると不安が増してしまいます。いつもよりやさしく言葉をかけ、親をねぎらってあげることも大事だと思います。

また、いきなりすべてを自分で……となると親もスネてしまうかもしれません。いくつになっても親は子どもに手を焼いていたいものですから、たまには親を頼る部分を残しておくことも大切です。たとえば、「子どもができたら頼りにするね」とか「お料理を教えて」など。金銭的に借りが増えるようなものだと、親にいつまでも介入されるきっかけになりますから、ささやかなことにしましょうね。

そして、最後は、できればの話ですが、誰かひとりでも家族に理解のある人がいると力になると思います。ひとりだけ家族の輪から外れるのは勇気がいります。誰かと協力して、親と衝突することなく、スムーズに自立していくことができれば、それがベストです。

親というのは、ときに面倒なほどに子どもに対して意固地になります。子どもは自分のものだと思ってしまっているからでしょうね。そういう気持ちも汲んであげて、今まで育ててくれたことに対する感謝は忘れずに。なるべく波風を立てないようにして、円満に親離れすることを目指してください。

親の影響は確かに絶大です。一生ぬぐい去れないものもあると思います。それでも、人が生きていくというのは、親から与えられた考えの呪縛から自分の力で自由になって、自立していく過程のことだと私は思うんです。親が思った通りの人生を生きるのでは、親の人生のコピーでしかない。それでは人間は種として行き詰ってしまいます。そうではなく、親の考えとはまたちがう新しい発想を接ぎ木することで、よりよい人生を歩むことができると思います。

親から離れていくのは、親に不義理することではない。親の与えてくれた人生をより豊かに開花させてつないでいくことだと思うんです。親の影響が強くて、なかなかそこから抜け出せないという人も。まずは、自分が親の考えに影響されているという事実を認めることからはじめましょう。きっと、そこから自分だけの、新しい生き方が見つかるはずですよ。

それでは今回のまとめです。

【幸せな恋愛のために! 親離れのススメ】
1)気づかぬところで、親の恋愛に対する影響は大きい
2)親の考えを反映した恋愛の仕方や結婚観を知らずと身につけているもの
3)親が子どもを手元に置きたがる場合、その影響下から出るのは難しい
4)親元は居心地がよいからこそ、恋愛にはマイナスにもなりえる
5)結婚しても、実家と親密すぎると、夫婦関係に亀裂が入る可能性アリ
6)新たに自分の家族をつくるためにも、徐々に「親離れ」をしていこう
7)ポイントは、経済的にも生活面でも自立する
8)親とプライベートを共有しすぎない
9)親に冷たくしない
10)頼るべきところは頼る
11)身内に理解者をつくる
12)親からの影響をひとつひとつ外していくことが、人生を生きるということ

※この記事は2013年10月03日に公開されたものです

恋愛部長

自身の豊富な失恋経験・恋愛アドバイス経験をもとに、恋愛ブログ「恋はいばら道」を連載中。10代から40代まで幅広い女子の共感を呼ぶ。著者に『28歳からの必勝ルール 恋愛部長の恋のムチ』(大和出版)、『にっちもさっちもいかない恋がうまくいく本』(大和出版)など。

この著者の記事一覧 

SHARE