【新連載】おれんち泊まれば? 10年ぶりの再会は急展開をむかえ……
その日の夜も結局、啓太から
「おごるから」と言われ晩御飯を2人で食べた。
彼が仕事で手がけているという、
ワインの話はよくわからなかったけれど、
その情熱はよく伝わってきた。
夜も遅くなってから駅まで送ってもらう。
「じゃあ、また連絡するから!」
人目もはばからず手を振る彼の笑顔がくすぐったい。
そういえばわたしも、妙にニヤニヤしているかも。
そうして翌日の日曜日も、その次の月曜日も、
朝から「おはよう!」のメッセージが届いた。
わたしの方は夜寝る前「おやすみなさい」と、
メッセージを送る相手がいることが、
これほど心が安らぐものかと、しみじみと感じていた。
火曜日には早くも「今週末どうする?」
と連絡がある。
思えば誰かからこんなに愛情を注がれたのは、
本当にひさしぶり、というか今まであったかな?
少し、おしりの座りが悪いようにすら感じる。
でもそのくらい愛されることに慣れてないんだ、
と思うと、うれしくてさみしい、
複雑な気分になった。
「おごるから」と言われ晩御飯を2人で食べた。
彼が仕事で手がけているという、
ワインの話はよくわからなかったけれど、
その情熱はよく伝わってきた。
夜も遅くなってから駅まで送ってもらう。
「じゃあ、また連絡するから!」
人目もはばからず手を振る彼の笑顔がくすぐったい。
そういえばわたしも、妙にニヤニヤしているかも。
そうして翌日の日曜日も、その次の月曜日も、
朝から「おはよう!」のメッセージが届いた。
わたしの方は夜寝る前「おやすみなさい」と、
メッセージを送る相手がいることが、
これほど心が安らぐものかと、しみじみと感じていた。
火曜日には早くも「今週末どうする?」
と連絡がある。
思えば誰かからこんなに愛情を注がれたのは、
本当にひさしぶり、というか今まであったかな?
少し、おしりの座りが悪いようにすら感じる。
でもそのくらい愛されることに慣れてないんだ、
と思うと、うれしくてさみしい、
複雑な気分になった。